コミュニティーFMラジオ局「トランスアメリカ インターナショナル」は12月23日より、ロボットミュージアム横のジュースバー「watta juice!(ワッタジュース!)」(名古屋市中区錦3)で、コラボレーション期間限定メニュー「ムジカ・ブラジレイラ」(600円)の発売を開始する。
限定メニューのジュースは、栄養価が高く注目を集めているブラジル産のフルーツ「アサイ」やマンゴーなどを使用したブラジルミックス・トロピカルジュース。23日~25日の3日間は、同品を注文すると本国ブラジルでミックスした「トランスアメリカオリジナルCD」がプレゼントされる。「ムジカ・ブラジレイラ」の販売は1月末までを予定。
同局は、ブラジルのラジオ局「TRANSAMERICA(トランスアメリカ)」の海外放送権を取得し、名古屋市中区のコミュニティーFMラジオ局「エフエムダンボ」(76.5メガヘルツ)を運営していた名古屋エフエムラヂオ放送の株式を取得。今年7月1日、全国で初めて在日ブラジル人向け専門の放送局として放送を開始した。今年11月からは衛星放送「モバHO!」(音楽・音声ch.359)での放送も開始しているほかインターネットでの放送も行っているため、全国で同局の放送を聴取することができる。「TRANSAMERICA(トランスアメリカ)」はブラジルで60年前に開局され、現在約900万人のリスナーを持つブラジル最大のラジオ局。
同局が名古屋で放送を開始した背景には、現在、在日ブラジル人が31万人を超えていることに加え、在日ブラジル人外国人登録数上位5県が1位=愛知県、2位=静岡県、3位=三重県、4位=長野県、5位=岐阜県と中部地区が上位を占めていることがあるという。
番組は音楽を中心に、ポルトガル語、英語、日本語の3カ国語で放送を行っている。同局担当者は「ボサノバやダンスミュージックを中心に、ブラジル音楽は音楽ファンの間で今とても注目されている。日本の方が聞いても楽しいと思ってもらえる放送だと思う」と話している。