ドローイングカフェ「Rashikuru Cafe with Wacom」(名古屋市中区栄3)が12月1日、オープンした。
入り口は「Rashikuru Cafe with Wacom」のロゴが目印(写真提供=ラシクル)
運営は、障害のあるクリエーターの活躍を支える就労継続支援B型事業所「ラシクラボ」などを展開する「ラシクル」(東京都品川区)。ペンタブレットなどのクリエーティブツールを製造・販売する「ワコム」(埼玉県草加市)と共同で店舗環境を構築した。
同店のスタッフは同社社員と「ラシクラボ名古屋」の利用者が担当する。同社の石河敏浩さんは「目指すのは、障害のあるクリエーターの継続的な就労場所の提供。利用者には機材説明やドローイング講習、ライブドローイングやワークショップ講師などで活躍する機会を提供し、来店者には描く楽しさを通して新しいアイデアとの出合いの場を提供する」と話す。
店舗面積は18.33坪。席数は15席。ドリンクメニューを注文すると、ワコム製品やアナログでの描画を楽しめる。画用紙やペンなどの画材やモチーフは店に用意するが、持ち込みも可能。「ハンドドリップコーヒー(ラシクブレンド)」(578円)は、「ラシクラボ名古屋」利用者がいれて提供する。
石河さんは「かねて街の中に就労と活躍の場を設けたいと考えていた中で、ご縁があり名古屋で初店舗を構えることができた。ワークショップやイベントなどを企画し、地域の中でコミュニティーを広げていけたら。ゆくゆくは全国に展開していきたい」と意気込む。
営業時間は9時~18時。