学ぶ・知る

名古屋の都心部結ぶ新公共交通システム「SRT」、2月13日運行へ

栄に停車する全長18.125メートルの新公共交通システム「SRT」車両

栄に停車する全長18.125メートルの新公共交通システム「SRT」車両

  • 2

  •  

 名古屋市が2月13日、路面公共交通システム「SRT(Smart Roadway Transit)」の運行を始める。

「SRT」の前方車両内

[広告]

 名古屋市ではこれまで、都心部の回遊性向上やにぎわい創出を目的に、名古屋駅~栄間を結ぶSRTの導入準備を進めてきた。

 2両のバス車両を連節したSRTの全長は18.125メートル。広小路通を中心に1日12便運行する。定員は122人。乗務員1人が添乗する前方車両は、座席18席、57人分の立ち席を備える。後方車両は、座席17席、立ち席29人分。前方には窓に向いたカウンターを、後方にはテーブルを囲んで座れる4人掛けの座席を設置。扉は3カ所にあり、いずれからも乗降できるが、現金利用は前扉に限定する。

 車内には、トヨタ紡織が開発した移動体験支援システム「MOOX -RIDE」を前方車両1カ所、後方車両2カ所に設置。位置情報に応じて映像と音を流す。車窓には立体音響システムと連動する透明ディスプレーを設置。オアシス21や納屋橋、栄など沿線の施設や街の情報を外の景色に重ねて投影する。公共交通インフラへの「MOOX -RIDE」導入はSRTが初めて。

 名古屋市住宅都市局の福田篤史さんは「透明ディスプレーで得られる情報と、その先にある風景を一体的に見ることで、地元の人にも改めて街の魅力を感じてもらいたい。見慣れた風景でも、SRTの大きな窓から見ると違った印象を受けるのでは。普段バスを利用しない人にも、新しい移動体験を楽しんでほしい」と話す。

 現在7カ所ある停留所の一部は工事中で、SRT運行開始時から臨時停留所で運行する。乗降や待合のための空間整備を進めており、設置するデジタルサイネージでは、リアルタイムの運行情報や街の情報を発信する。

 SRT 車両は今後、日野自動車の連節バスをベースに追加予定で、将来的には名古屋駅と名古屋城を結ぶルートも計画しているという。

 運行時間は9時~17時台。火曜・水曜・木曜運休(祝日の場合は運行)。乗車料金は、大人=210円、小児(6歳以上12歳未満の原則小学生)=100円。先払い制で、現金と交通系ICカードやタッチ決済などのキャッシュレス決済に対応する。時刻表は名古屋市ホームページで公開している。

 2月13日~16日はSRT運行開始記念企画として4日間限定で、SRT納屋橋停留所近くにある納屋橋と名古屋城前(朝日橋)を片道約15分で結ぶ「なごや堀川クルーズ」運航を行う。乗船料金は、大人=800円、小人=400円。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース