まちづくり社会実験「HIGASHI SAKURA BLOOMING ~モビリティ&パーク~」が2月11日、久屋大通公園内「希望の広場」(名古屋市中区錦3)ほかで始まった。
街のイメージ調査機能も備えた木製ボードや矢印型サインを設置した会場
主催は、NTTアーバンソリューションズ(東京都千代田区)が事務局を務める東桜エリアマネジメント協議会。同団体ではエリア価値向上を目指し2023年度から実証実験を重ねており、今回は13日に運行を始めた路面交通システム「SRT」と連動する。SRT栄停留所が設置された同広場を会場に、乗車体験と周辺回遊を組み合わせたにぎわい創出と名古屋市東桜エリアの回遊促進を目指す。
会場には人工芝やスツールなどを設け、SRT乗降前後に滞留できる空間を整備し、滞留時間の延長を設計。週末や祝日には新栄エリアのまちづくり団体が協力し、コーヒーや焼き菓子などを販売する2~5店を集めたマルシェイベントを開く。同団体事務局スタッフの山口博斗さんは「待ち時間や降車後にコーヒー片手にゆったり過ごしてもらえたら」と話す。
タイル敷きの地面には水色の矢印型サインを設置し、周辺6カ所の施設やエリアを案内する。矢印の起点には各所の特性を一言で紹介する木製ボードを掲出し、ボードを活用した栄周辺のイメージ調査も行う。
このほか、シェアサイクルポートの設置、パーソナルモビリティー「SCOO」の試乗体験会(土曜・日曜・祝日)、周辺にヒントをちりばめた内容でLINEを使った参加無料の謎解き企画(所要約90分、3月22日まで)なども行い、街の回遊性向上を図る。
栄の地下街とオアシス21をつなぐ通路には、東桜小学校6年生と作ったエリアマップを掲出。「誰かの役に立つ場所」「家族連れにお薦めの場所」「危ない場所」の3視点で泉~東桜エリアを歩いて得た情報を基に、写真と手書きコメントで街を紹介する。内容はデジタルマップでも公開する。
13日はキックオフイベントを開き、SRT関係者やまちづくり関係者らが参加。SRT開業に伴う街の変化や他エリアとの連携、地下と地上の回遊性の違いなどについて話し合った。
会期中の土曜・日曜・祝日は、スタッフを配置し、東桜エリアの認知度や栄から見た印象を尋ねるアンケートを行う。山口さんは「東桜エリアに目を向けてもらうきっかけになれば。滞留空間や回遊コンテンツの利用状況を検証し今後に生かしたい」と意気込む。
3月1日まで。