「松本零士展 創作の旅路」が3月20日、名古屋市美術館(名古屋市中区栄2)で始まった。主催は同美術館、東映、メ~テレ。
「少しでも松本零士のことを、名古屋の皆さんに知っていただけたら」と松本摩紀子さん
「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテン ハーロック」など多くのヒット作を生み出した松本零士さんの没後初となる大型展覧会。初期作品を含む300点以上の原画、初公開資料や貴重な思い出の品々を展示し、70年を超える創作活動を紹介する。
展示は3つのゾーンに分けて紹介。「ゾーン1 歩みを刻む零士メーター」では、初期から代表作までの創作の歩みを紹介。故郷の北九州・小倉で描いた14歳の頃の作品「虫の世界探険記」、上京して漫画家としての第一歩を踏み出した初期の少女漫画、極貧生活の中で描いた「男おいどん」の原画などを展示する。デビュー当時の「創作ノート」も初公開。
漫画とアニメという二つのフィールドで活躍した松本さんの活動も紹介。アニメ制作への夢が実現した「宇宙戦艦ヤマト」の漫画版原画や、「宇宙海賊キャプテンハーロック」の原画、直筆の絵コンテなどを展示する。
「ゾーン2 唯一無二の創作宇宙」では、「宇宙」「女性」「メカ」など松本作品を象徴するテーマを、原画の数々で解説する。実際に使用していた画材や参考書籍、愛用していた帽子などの思い出の品々の展示コーナーも。
「ゾーン3 Artist Leiji Matsumoto(アーティスト レイジ マツモト)」では、貴重なカラー原画を展示。一枚の絵だけでメッセージ、物語の世界を表現する「アーティスト松本零士」の魅力を伝える。
名古屋会場では、オリジナルフォトスポットを設置するほか、ネクタイ、ポーチなどの新グッズが登場。オリジナルチケット「名古屋会場無期限パス」も数量限定で販売する。
期間中の5月16日(10時30分、14時)には、劇場版「銀河鉄道999」上映会を開催する。鑑賞には同展有料入場チケットが必要。各回180人(当日先着順)。
零時社の松本摩紀子社長は「筆の運びや力強さは、肉眼で見てこそ良く分かる。カラー原稿も印刷だと出ない微妙なところまで、じっくり見ることができる。筆を握って描いていた様子が、感じ取れる展覧会。なかなか色々な所を巡ることはないので、この機会に、少しでも松本零士のことを、名古屋の皆さんに知っていただけたらうれしい」と話す。
開館時間は9時30分~17時、金曜日は20時まで(入場は30分前まで)。入場料(当日券)は、一般=2,400円、高大生=1,700円、中学生以下=無料。6月7日まで。