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名古屋市科学館に「鉄道ひろば」 蒸気機関車B6が「動く展示」に

名古屋市科学館の新施設「鉄道ひろば」の目玉展示「B6形蒸気機関車」

名古屋市科学館の新施設「鉄道ひろば」の目玉展示「B6形蒸気機関車」

 「B6形蒸気機関車(以下、B6)」の動態展示を核とした展示施設「鉄道ひろば」が3月28日、名古屋市科学館(名古屋市中区栄2)南東側の屋外展示場にオープンした。

「B6形蒸気機関車」の運転室

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 展示の目玉は、ドイツ製「B6」。1904(明治37)年に製造され、陸軍に納入後、中央線や武豊線、高山線などで運用された。1953(昭和28)年からは三重県四日市市の企業が運用し、1968(昭和43)年廃車。同年、譲渡を受けた同館では以降長年にわたり静態展示を行ってきた。

 2016(平成28)年、車両調査のため館外に搬出し、数年間は解体状態で保管されたが、2021年に圧縮空気を使った動態展示として復元する方針を決定。約3年間にわたる修復作業を経て、9年半ぶりに同館に戻った。同館によると、世界で現存するドイツ製B6は同館の1両のみという。

 展示では、圧縮空気を動力として車輪が動く様子を実演する。車両横に設置された大型透過型LEDモニターでは、実際の動きと重ねて理解できるよう蒸気機関の仕組みや関連する発明家3人の解説映像を上映する。動態実演は、平日=10時30分、13時、15時(学校の長期休業期間中は変更あり)、土曜・日曜・祝日=10時30分から16時30分までの1時間ごとに1回。

 会場壁面では、産業革命で変化した暮らしの変化やB6の構造を紹介する解説展示を行う。このほか、会場では、1939(昭和14)年製の客車「オハ35 2001号」、皇族の随伴者が乗車していた「供奉車(ぐぶしゃ)344号」、1936(昭和11)年製造の「名古屋市電 1401号」を展示。オハ35 2001号は営業時間中いつでも見学できる。供奉車と名古屋市電は、車両ごとに異なる日程で車内見学に対応する。

 広沢一郎名古屋市長は「教育効果の高い施設。子どもたちに科学やものづくりへの興味を持ってもらえるよう、科学教育の振興に努めたい。プラネタリウムと併せて名古屋の魅力として広く発信したい」と話す。

 鉄道ひろばは観覧無料(名古屋市科学館は要別途入館料)。

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