大須に2月15日、中国茶の専門店「ca-the (カテ)」(名古屋市中区大須3、TEL 052-262-5055)がオープンした。
店舗面積は約9坪。白を基調にした店内にはカウンター席6席とテーブル席4席を設ける。落ち着いた隠れ家的な雰囲気が特徴。
昨年春まで約10年間小学校の先生だったというオーナーの亀山さんのこだわりが詰まった同店。本山のデザイン事務所「NAUT(ノート)」(千種区楠元町2)によってデザインされた空間の中に、亀山さんの「好きなもの」がセンス良く配置されている。
店名の「ca-the」は、「cafe」の「ca」と、フランス語のお茶という意味の「the」を合わせた造語だが、日本語の「糧」という意味も含まれているという。「糧」には「同店が「『心の糧』『明日への糧』となるように」という意味が込められているという。
「学生のころから、カフェで美味しいお茶やお菓子とともにゆっくりすることが好きで、いつかは自分の店を持ちたいと思っていた」という亀山さんは、オープンまでの経緯について「ヘルプで始めた小学校講師の2年間が思いのほか楽しく、そのまま教員採用試験を受け正式の教師になって10年が過ぎた。しかし、学生のころからの夢はあきらめきれず、昨年の春に教師をやめ、きちんと自分の店をオープンしようと思った」と話す。教師時代にも、気分転換を図るため中国茶を楽しんでいたこともあり、同店オープンのために大阪の中国茶の教室にも通った
主なメニューは、「茉莉珍珠(ジャスミンティー)」(750円)、高山で育てられた高品質なお茶「安渓鉄観音」(900円)、蘭の花のような甘い香りが特徴的なお茶「雪片玉蘭香」(850円)など。そのほか「季節のフルーツタルト」(500円)、「ミルフィーユ」(450円)、「フォンダンショコラ」(380円)などのスイーツ類も提供する。
「中国茶は1回で7煎~10煎はおいしく飲めるので「気付いたら2、3時間経ってしまっていた」と思うような、ゆったりとした空間にしたい」という。上前津の駅からも近いため「仕事帰りに1日の疲れを癒しに来てもらえれば」とも。22日からは茶器と茶葉の販売も開始している。
営業時間は13時~21時。水曜定休。