
シマムラトーキョーコーポレーション(本社=東京都渋谷区)は3月10日、名古屋パルコ西館1階にメンズウエアを扱うセレクトショップ「n°44 A.C.C.(ナンバーヨンジュウヨン エーシーシー)」をオープンした。
同社は1997年3月、原宿にメンズとレディスウエアを扱うショップ「n°44」をオープン。同年9月に「n°44 A.C.C.」をオープンし、現在はレディスウエアを扱う「n°11」など併せて全国で7店舗を運営している。今回の「n°44 A.C.C. NAGOYA」は全国で8店舗目。
店名の「A.C.C.」は「アトリエ」「クリエーション」「コンセプト」の頭文字を表している。数字を使った店名については、さまざまなブランドを扱うこと、デザインを個人で行うわけではないことなどの理由に加えて、ディレクターが「4」という数字が好きだったことなどから、店名を番号にしたという。
同店のインショップ形式の出店は珍しい。名古屋パルコへの出店について広報担当者は「人通りの多い大津通沿いに面しており、エントランスも専用の入り口になっているため、インショップ形態だが路面店に近い空間であることから出店を決めた」と話している。大阪、福岡に次ぐ名古屋への出店については「名駅にディオールオムなど様々なブランドが出店していることから、名古屋は今とても注目されているエリアであるため」とも。
「古いものと新しいものをミックスすることが好き」だという同店のディレクターがデザインした店内は、職人のアトリエをイメージしたインテリアと、赤い床、化石や水牛の頭骨、ローズとスカルが並んだファサードが印象的。ファッションだけでなく、ハード面や店内の音楽などすべてにこだわりを持っているという。
商品は靴、バッグ、アクセサリーなどのセレクト商品=40%、オリジナルブランド「0000(ゼロゼロゼロゼロ)Men’s」=60%で構成されている。靴やバッグなどのアクセサリー類は、同店の別注ものやWネームの商品を主に扱っているという。コア・ターゲットは20代~30代後半の男性だが、幅広い年齢層から支持されているという。
主な商品は、「0000」シャイニージャケット(33,600円)、シャイニーシャツ(14,490)、「n°44 A.C.C.別注、ビルケンシュトック・チューリッヒ」(14,700円)など。営業時間は10時~21時。
名古屋でのレディスウェアの展開は現在検討中。