ハリー・ウィンストン・ジャパン(東京都中央区)は3月9日、国内で6店舗目となる直営路面店を2007年中に名古屋市内にオープンすると発表した。場所は東区東桜1丁目。同ブランドの名古屋での直営路面店出店は今回が初めて。
同ブランドの国内での展開は、国内最大のマーケットとして確立している東京「銀座本店」「表参道ヒルズ店」「東京ミッドタウン店」の3拠点と、大阪の「心斎橋店」「大阪店(リーガロイヤルホテル内)」の2拠点の合計5拠点。今回の名古屋への出店で、中部エリアのマーケットをカバーすることになるという。
店舗面積約150坪の同店は、表参道ヒルズ店、心斎橋店と同様に、フランス人でアメリカ在住の建築家、ティエリー・デスポンさんのデザインコンセプトが踏襲されるという。ブロンズを基調としたファサードとモダンなイメージのデザインで展開。インテリア類は、店舗というよりも個人の邸宅をイメージしたものが置かれ、店内空間でハリー・ウィンストンのすべてを表現するという。
さまざまなブランドが集積する「名駅エリア」や「栄エリア」を避け、あえて東区に路面店を出店することについて広報担当者は「ハリー・ウィンストンのお客様はプライバシーを重視されるため、銀座店や大阪店も同様に、あえて中心街から少し離れた場所に出店している」と話す。名古屋への出店に関しては「名古屋では過去にもイベントなどを開催してきた経緯があり、顧客も多数いる。直営店オープンにより、ブランドをもっと知って頂きたいと考えている」とも。
「ハリー・ウィンストン」は王侯や貴族をはじめ、各国のVIPや映画スターらが所有することで知られる高級ジュエリーブランド。現在は、日本を含む世界13都市(海外=ニューヨーク、ビバリーヒルズ、ラスベガス、ダラス、バルハーバー、ホノルル、パリ、ジュネーブ、ロンドン、台北)に店鋪を構えている。