アパホテル名古屋錦(名古屋市中区錦3)で5月17日、三木聡監督作品「図鑑に載ってない虫」(7月7日、名古屋パルコ東館「センチュリーシネマ」で公開予定)の記者会見が行われた。
三木監督は、フジテレビ系バラエティー番組「笑う犬の生活」「ダウンタウンのごっつええ感じ」などの構成作家や、テレビ朝日系コメディコメディー・ミステリードラマ「時効警察」でメーンエピソードの脚本・監督を務めた。
「図鑑に載ってない虫」は、伊勢谷友介さんが演じるルポライターの「俺」が、水野美紀さんが演じる「美人編集長」に、仮死体験できるという「死にモドキ」という虫を使って、死後の世界をルポするように依頼される。松尾スズキさんが演じる「相棒エンドー」と菊池凛子さんが演じる「サヨコ」とともに、「死にモドキ」(=「図鑑に載ってない虫」)を探す旅にでるロードムービー。自身を「コント作家」という三木監督作品の演出の特徴である「小ネタ」や「一見無駄に見えるセリフ」などを挟みながら、ストーリーを展開していき、「出来事のつながりのスピードをあげ、特にドライブ感を加えることを意識した」(三木監督)という。
会見には三木監督が登場し、出演俳優について「『この人がこんなことを演じるんだ』という意外さや、俳優に今ままで使ったことのないチャンネルを出してもらう面白さがある」と話していた。そのほか、苦労したシーンやキャスティング、監督自身などについてのエピソードを、笑いを交えながら披露し、会場は終始笑い声に包まれていた。