すべて「マイセン」の食器でコーヒーを提供する珈琲店-久屋にオープン

マイセンの食器や陶版などが展示された「BERA COFFEE」店内

マイセンの食器や陶版などが展示された「BERA COFFEE」店内

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 1970年から名古屋市を中心にコーヒー店8店舗を展開する「べら珈琲店」(愛知郡長久手町)は6月5日、ドイツの高級陶磁器メーカー「マイセン」の食器のみを使用するコーヒー店「BERA COFFEE」(名古屋市東区泉1、TEL 052-951-8638)をオープンした。これまでの「べら珈琲」との差別化を図るため、店舗名も「BERA COFFEE」と横文字にした。

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 高級感あふれる約23坪の店内には、約200個のマイセンの食器や高価な陶版、花器などの陶器類を飾り、コーヒーや料理を提供する際の食器類もすべてマイセンのものを使用する。主に使用されるのは、マイセンの代表作ともいえる「ブルーオニオン」シリーズ。そのほか、花柄のカップとソーサーも10客用意する。席数は38席。

 マイセンのみを使用する店舗をオープンさせたことについて同店の加藤さんは「マイセンの食器は、持っている人はいても、多くの人が飾っていたりして実際に使用されているものは少ないのでは。より多くの人にマイセンの食器を使ってもらいたい」と同社社長が約20年かけてゆっくりとマイセンのものを集めていたことが背景にあるという。

 主なメニューは、苦めの珈琲に生クリームがたっぷりのっているべら珈琲名物「ウィンナーコーヒー」(800円)、べら珈琲オリジナル「ブレンドコーヒー」(650円)などのほか、5種類のサンドイッチの具の中から2種類を選ぶことができる「コンビサンド」(1,080円)、パスタ「スピナッチ」(1,080円)などフード類も充実している。「サンドセット」「パスタセット」といった「ランチセット」(1,200円)も提供。

 久屋エリアにこれまでとは違うコンセプトの店舗をオープンしたことについて加藤さんは「栄などの雑多の中にあるのではなく、散歩がてら入ってこられるような店舗にしようと、緑のあるゆったりとした、落ち着いてゆっくりできる場所を選んだ」と話している。

 営業時間は、平日=11時30分~22時(ラストオーダーは21時30分まで)、土曜・日曜・祝日=11時30分~18時(ラストオーダーは17時30分まで)。年中無休。

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