貴金属ジュエリーを扱う「GINZA TANAKA名古屋店」（名古屋市中区大須4、TEL 052-262-0277）は現在、中日ドラゴンズのセ・リーグクライマックスシリーズ優勝を記念し、純金と金箔で作られた「クライマックスシリーズ優勝記念新聞」を販売している。

　同商品は、中日ドラゴンズがセ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージで3連勝し、2年連続の日本シリーズ進出を決めた内容を報道している「中日スポーツ」の新聞記事を、純金と金箔に印刷しているもの。

　純金製の新聞は5グラムでサイズは115ミリ×80ミリ（30,000円／額付）。そのほか、金箔へ印刷したものは、新聞原寸サイズ（120,000円／額付）、A4サイズ（13,000円／額付）、はがきサイズ（3,500円／額付）、名刺サイズ（1,000円）で販売している。印刷は金の工芸品で有名な北陸の業者に全て委託し細かい文字までしっかりと再現されている。純金製は金箔のものに比べて表面の凹凸が少なく、印刷ののりが良いのが特徴だという。

　同店では、昨年のリーグ優勝時から金の新聞の制作を始めた。発売の経緯について同店担当者は「ドラゴンズを応援したい、ドラゴンズファンのために何かできることはないか、という思いから企画した」とし「同企画を通して、金の工芸品の素晴らしさを伝えるとともに、金をより身近に感じてもらえることができれば」と話している。昨年は各サイズ100個限定で生産したがすべて完売し「反響は非常に大きかった」（同）という。

　同店は以前、プラチナ製の精巧なガンダムプラモデルを制作したことでも話題を集めた。担当者は「田中貴金属は自社の工場で精錬業もしている。貴金属の老舗として、金についての正しい知識の啓蒙を目的とするほか、アクセサリーにはあまり興味がない方にもいろいろな切り口で幅広く提案していきたい」と意気込み見せる。

　金の記念新聞は、受注生産で現在オンラインショップと名古屋店のみで受付を行っている。受け付けは27日まで。「日本一」を決めた際には、日本一版の記念新聞も発行する予定があるという。

　営業時間は10時～18時。

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