大須でユーズドシューズショップ「minaminova(ミナミノヴァ)」を展開するエムケイトレーディング(名古屋市中区大須3)は3月15日、メンズ専門店「a Den of minaminova(ア デン オブミナミノヴァ)」(大須3、TEL 052-242-0339)をオープンした。同社の大須での展開は3店舗目。
「パリジェンヌの部屋とクローゼット」をコンセプトにレディスシューズを中心に展開してきた同店は、「ありそうでなかった」ビンテージシューズの専門店として大須で2店舗を運営する人気店。これまでは、レディスシューズの片隅でメンズシューズの展開を行なってきたが、「メンズ専門のショップも作ってほしい」という顧客からの要望を受け、今回の出店を決めた。
「イタリアにあるような小さな靴店」をイメージしたという落ち着いた雰囲気の店内には、ヨーロッパやアメリカから買い付けてきたブーツやドレスシューズ、スニーカーなど約150足が並ぶ。店舗面積は約12坪。
顧客の年齢層は10代~60代までと幅広い。同店について、オーナーの南田さんは「新品の靴を買おうと思うと、なかなか手が出せない高級ブランドの靴も1万円前後で購入することができるのが魅力」と話す。「靴のマニアはとても多く、高級ブランドの廃盤になったような昔のモデルを集めている年配の方もいる。とても『オタク度』が高いのが靴の世界」と、ビンテージシューズの潜在力を明かす。
主な取扱ブランドは、フェラガモ、ジョンストン&マーフィー、アレンエドモンズ、バリーなど。靴の平均価格は1万円前後。「独自のバイイングルートを持っている」という同店の商品は、状態が良いものがそろっているのが特徴。靴のほかにも鞄や洋服、時計などを合わせたトータルコーディネートも提案している。
今後の展開について、南田さんは「来年は東京にも出店したいと思っている。1年に1店舗ずつ、増やしていくことができれば」と話す。営業時間は11時30分~20時。