今年5月にアルバム「ASA asha」で日本デビューを果たしたナイジェリア出身の女性ソウル・シンガーのASA(アシャ)さんが9月9日、「名古屋クラブクアトロ」(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8211)で同アルバムの発売を記念した来日公演を行う。
ドレッドヘアーとメガネ姿が印象的なアシャさんは1982年パリ生まれ。2歳の時に母国ナイジェリアに戻り現在も在住している。レコードコレクターの父親の影響で、ソウルミュージックやR&B、ジャズ、レゲエなどを聴いて育ち、少女時代はしゃべることよりもうたうことが好きで、18歳から音楽学校でギターを学ぶ。「アシャ」とはヨルバ語で「小さいハヤブサ」を意味するニックネーム。
アコースティックギターを手にフォークソングを歌うアシャさんのハスキーな歌声は、マーヴィン・ゲイ、ボブ・マーリー、ニーナ・シモンなどの歌声を継いだ、深くおだやかな印象。ゆったりとした曲調の中にも、強く、明るい気持ちが感じられる。
フランスでは発売から4カ月後もワールドミュージックチャートで1位を保ち続けた経緯を持ち、日本でも昨年、同アルバムの輸入版が人気を集めるほか、iTunesでダウンロード1位を獲得。そのほか各メディアが注目するなど、期待の大きい海外アーティスト。クアトロ担当者は「音楽業界のウケが良い。全国のタワーレコードでも展開しており、主に女性からの人気が強い。アシャさんの歌声は本物。ぜひ、彼女のソウルに触れてほしい」と絶賛する。
開演は19時00分。入場料は、前売り=5,500円、当日=6,000円。