ソリスト4人で構成されたボーカルグループ「ESCOLTA（エスコルタ）」が9月29日、セカンドアルバム「JOURNEY AROUND THE BLUE MARBLE（ジャーニー アラウンド ザ ブルー マーブル）」の発売（10月1日）を記念したライブを「アートピアホール」（名古屋市中区栄3）で開催する。

　昨年11月にデビューしたエスコルタは、オーディションで選ばれた、クラシック、オペラ、ミュージカル、ポップス界でそれぞれ活躍している男性ボーカリスト4人で構成されている。メンバーは、東京芸術大学音楽学部声楽科テノール専攻卒業の田代万里生さん、ミラノ音楽院卒業のオペラ歌手・吉武大地さん、昨年東宝ミュージカル20周年記念公演「レ・ミゼラブル」のマリウス役として鮮烈デビューを果たした山崎育三郎さん、18歳からボーカリストとして数々のスタジオワークやセッションを経験し、バックコーラス、サポートミュージシャンとして有名ミュージシャンの全国ツアーなどでも活躍してきた結城安浩さん。

　さまざまなジャンルで活躍するボーカリストが集まっていることから、彼らの音楽的な表現の幅は広く、美しく重なるハーモニーは多くのファンの心をとらえている。ツアーでの名古屋ライブは今回が2回目だが、さまざまなイベントで名古屋でのライブを行なっているというエスコルタ。「ライブは10代の方から年輩の方までと観客の幅は広い。最近は子ども連れのお客様も多くなってきた。温かい反応をしてくれるお客さんが多くうれしい」と吉武さん。

　メンバーのひとり、結城安浩さんは「特定のジャンルにとらわれることなく、形なきものを形にしていきたい。ジャンルの枠にカテゴライズされることなく、『エスコルタ』という名前がひとつのジャンルとして確立されるようになれば」と話す。今後は「常にどう変わっていくか期待してもらえるグループでいたいし、自分たちもどう変わっていくか楽しみ」とも。「新しいことにチャレンジしていきながら、いいものはきちんと継承していきたい」と話すのは田代さん。山崎さんは「（ライブに）来てくれた人を必ず幸せにします！」と名古屋ライブに向けて意気込む。

　開場＝18時、開演＝19時。チケットは、全席指定6,000円。