金山総合駅近くに6月1日、「立ち呑み 焼きとん 大黒」(名古屋市熱田区金山町1、TEL 052-683-5375)がオープンした。同店は昨年4月にオープンした栄の人気店「串焼き肉料理 大黒」の2号店。
店舗面積は15坪。1号店同様、完全立ち飲みで、一頭買いをした豚を使ったメニューなどを提供し、メニュー価格も同じ。仕入れたネタはその日でほとんど売り切れるという。
1号店は「非常にたくさんのお客さまに来ていただいた。店の中に入れずに外に酒樽を置いて対応するなど、外までお客さんがあふれるほど大盛況。昨年5月で黒字化した。すぐに多店舗展開を考えた」とオーナーの大谷さん。「お客さんが店やスタッフを愛してくれている。1号店の店長の誕生日には、サプライズでケーキやドンペリなど16個ものプレゼントをいただいたことも」と笑顔を見せる。
2号店も、開店初日・2日目にそれぞれ150人もの利用があり、「満席状態が続いた」(大谷さん)と好調な滑り出しを見せている。「(当店は)あまりお金を使わずに満足でき、スタッフとお客さん、お客さん同士など気軽に話しができる店。この人間味のある店が求められているのだと思う」とも。
店内には1号店同様、1枚1枚大切に貼ったという日本酒や焼酎のラベル、レトロなポスターで装飾するほか、ちょうちんでにぎやかな雰囲気を演出。窓側すべてをテーブルにするところを、半円のテーブルを設置し「半円のテーブルにひじをかけ壁にもたれ、『ビールもう一杯!』と行った具合に、焼き場に背中を向けない工夫をした」(同)という。テーブル下にはかばんなどを引っ掛けるフックやハンガーなどを設置し、利便性にも配慮した。
金山駅付近は夜も早く終電で帰宅する人が多いことから、営業時間は15時~24時。現在、岐阜、福岡、山形でもフランチャイズの話が進んでいるという。「今後は20店舗展開を目指す」と意欲をみせる。