名古屋・錦に280円均一の関西系焼き鳥店「鳥貴族」-中部初出店

赤と黄色の看板が目立つ「鳥貴族」の外観

赤と黄色の看板が目立つ「鳥貴族」の外観

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 「じゃんぼ焼鳥」で有名な焼き鳥店「鳥貴族」を手掛けるイターナルサービス(大阪市東成区東中本2)は4月22日、名古屋・錦に「鳥貴族 錦三袋町通店」(名古屋市中区錦3、TEL 052-957-2722)をオープンした。同店は直営店で中部地区初出店となる。

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 鳥貴族は、関西を中心に展開する焼き鳥店。現在、直営店61店舗とFC(フランチャイズ)店75店舗から成る。1985(昭和60)年に東大阪に1号店を開業して以来、全国展開を視野に入れ運営してきた。4年前に東京に進出し、安定してきたことから今回名古屋出店を決めた。

 コンセプトは「低価格」と「元気」。メニューは全店舗共通で全品「280円」。常に声を出して活気ある雰囲気づくりをしているが特徴。「一人でも多くの人が給料日前や不況など関係なく、いつでも好きなときに来て、元気をもって帰ってもらえれば」と同社専務の中西さん。

 店舗面積は約40坪。席数は、カウンター席=14席、テープル席=59席。店内は、天井から丸い照明をつるし、壁や床、テーブルなど濃淡の木目を使い分け、落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 同店の焼き鳥は1本約90グラムと、通常の約2倍の大きさが特徴。「安くても質にはこだわりたい」と、同店秘伝のオリジナルたれは全店舗分を本社1カ所で作っており、鶏肉も国産の新鮮なものを店舗ごとに毎日くしに刺す。

 主な焼き鳥は、「もも貴族焼(たれ・塩・スパイス)」「むね貴族焼(たれ・塩・スパイス)」「み」「つくねたれ」「もも肉カレーマヨ焼き」「とりエリンギ焼」「せせり」「やげんなんこつ」(すべて2本ずつ)など約30種類を提供する。そのほか、山芋を鉄板で焼いた「とろろ焼」、一つひとつ釜で炊く「とり釜飯」やサラダ、デザート、一品料理を用意。ドリンクは、ビール、カクテル、サワー、日本酒、焼酎、梅酒、フルーツビネガーなど。

 ターゲットは20代を中心とするが、オフィス街が近くにあることからビジネスマンも多く利用し幅広い客層を得ている。「開店前には列ができることもあり、予想以上の反響」と中西さん。今後の展開については、「栄で地盤作りをしてから、金山や名古屋駅に展開していきたい。コンビニに立ち寄る感覚で、日常生活の中に入っていけるような店になれば」と意気込みをみせる。

 営業時間は18時~翌2時。

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