久屋大通り公園に布と竹の巨大作品-NDWの一環で展示

久屋大通り公園「愛の広場」に展示中の作品

久屋大通り公園「愛の広場」に展示中の作品

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 ラシックの東側・久屋大通り公園「愛の広場」(名古屋市中区栄3)で現在、大きな白い布でできた「建築物」が展示されている。

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 同作品は、現在開催中の「NAGOYA DESIGN WEEK 2009」の一環で、設計事務所とスタイリングオフィスから成る「dero(デロ)」(千種区)の作品。同社の特性を生かし、「建築と布で何かしたいと考え企画した」(同社の浅野さん)という。

 主な材料は、13.5メートル角の大きな布と15本の竹。らせん状に立ち上がっていくよう、レイアウトした竹と布を合わせ、高さ約5.5メートル、約10メートル角の「建築物」を制作。竹は地面に固定せず、布と竹が互いに支え合って初めて成り立っているという。「布だけでも竹だけでも建築として成り立たない。掛け算で初めてできあがる。これは普段気付かない、互いがあることで世の中も成り立つというメッセージも込めた」と浅野さん。

 「建築物」の中には自由に入ることができ、外からとは違った印象を味わうこことができる。また同じ布でできた洋服の作品は「建築物」の布とつながっており、「布は人をまとうもの、建築は生活をまとうもの。そのほか守る、隠すなど共通項がある」(同)という意味合いを表現した。洋服の作品は誰でも自由に着ることができる。

 素材が布のため壁のラインがどこにもなく、形は風によって変わるのも特徴の一つ。名古屋テレビ塔をバックに普段見慣れない作品がたたずむ。同社の野地さんは「寝転んだり、自由に楽しんでほしい」とも。

 最終日の18日には、作品の「洋服」を衣装にアカペラのライブ開催を予定。中でキャンドルをともし、幻想的な世界を演出する。16時から。

 展示は今月18日まで。時間は10時~17時。

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