ポロシャツとシャチホコを組み合わせた「ポロシャチ」、栄で限定販売

「ポロシャチ」を着た「シャチノコ・プロ」の2人。左=都築徹さん、右=中村征士さん

「ポロシャチ」を着た「シャチノコ・プロ」の2人。左=都築徹さん、右=中村征士さん

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 栄のカフェ「sora cafe(ソラカフェ)」(名古屋市中区栄3、TEL 052-262-0195)3階(屋根裏)で現在、胸にシャチホコのモチーフをあしらったポロシャツ「POLO SHIRTCH(ポロシャチ)」の展示販売が行われている。同展は現在開催している「NAGOYA DESIGN WEEK 2009」の一環。

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 大手広告代理店に務めるアートディレクターの中村征士さんと、コピーライターの都築徹さんから成る「シャチノコ・プロ」が制作したポロシャチ。刺しゅうのシャチのマークはもともと、中村さんがアイデアで温めていたものだという。その話を聞いた都築さんが瞬時に「ポロシャチ」とネーミングを思いついたことから、ポロシャツにシャチを付けたポロシャツの作成がスタート。約4年前のことだという。「名前が決まって、グッと良くなった」と中村さん。

 多忙な2人はなかなかポロシャチ制作に本腰を入れられないでいたが、中村さんの制作意欲が高まったタイミングで制作をスタート。都築さんと連絡をとりつつ、仕事の合間を縫って、刺しゅうの仕方やボディーの素材、ロゴ開発などで吟味に吟味を重ねて完成にこぎ着けた。

 「仕事にはない楽しさがあって新鮮だった」と振り返る中村さん。「とにかくかわいいものが作りたかった。着ている人が楽しんでもらえて、そこからコミュニケーションが生まれるもの。そういったことができるのはデザインの力なのでは」と話す。「東京に着て出張に行った際には、食いつきがとても良く手応えを感じた」(都築さん)とも。取材中にも、とある男性が「東京の友人に土産で渡そうと思って」と、「ポロシャチ」2枚を買い求める姿も。

 自分たちが作ったものを手渡しで販売することを初日から体験した2人。「普段広告制作をしている自分たちは、広告の先にあるものが売れる現場を体験していない。言ってみれば無責任な立場にある」と都築さん。「広告ではダイレクトにレスポンスを得られない。お金をもらって、ものを渡す。そうしたことを通して、広告では得られない喜びを確実に感じた」とも。

 「できれば街中でポロシャチを着ている人を見てみたい」と中村さん。「ゴルフなどで着てもらって話のネタにしてもらえれば」と笑顔を見せる。

 ポロシャチは男性用・女性用、各サイズを用意するほか、子どもサイズも展開。価格は、大人用=5,000円、子ども用=3,000円。

 同店の営業時間は11時30分~22時。今月18日まで。

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