大須商店街に3月20日、商店街内で買い物客らの質問に答える「大須案内人」がデビューした。
「大須案内人」と書かれた紺色の法被と黄色いのぼりが目印の案内人らは、土曜・日曜の13時~17時に登場。「ふれあい広場」を中心に商店街内を2グループに分かれて歩き、買い物客らを案内したり質問に答えたりしていく。
ボランティアで展開する同プロジェクト。案内人の年齢層は30~70代と幅広い。「大須のさまざまな質問に答えられるように」と、先日行なわれた「大須検定」を受けた人の中から成績優秀者らが任務に当たる。
案内人の一人、石原さんは「先週初めて案内人として大須の街に出たが、思ったよりも多くの人が興味を持ってくれて、いろいろな質問をしてくれた」と振り返る。質問は「『みそかつを食べることができる店は?』など、遠方からの観光客による名古屋グルメに関するものや、大須観音への行き方」が多かったという。「たまに自分もわからないマニアックな質問をされたりして…(笑)」とも。
現在のメンバーは総勢16人。「自分はアラフォーならぬアラ古希」と笑う男性もメンバーの一人だ。「商店街でこうした取り組みを行なっていること自体が珍しいのでは」と石原さん。「これからもずっと続けて定着していけば。でも何よりも自分たち自身がとても楽しんでやっている」とほおを緩める。