栄に3月20日、ハンバーガーショップ「8CAFE hamburger」(名古屋市中区栄5、TEL 052-262-7131)が東区代官町から移転オープンした。
「最初、栄店は2店舗目の予定だった」と話す店長の渡辺和義さん。新店舗を出店するにあたりスタッフが間に合わず、代官町の店を閉め移転を決意したという。「前の店舗は日常使いするには少し不便な場所にあった。栄は人も多く『より店を知ってもらえるのでは』と思ったのと、常連客からの後押しもあり、『栄でやってみよう』と決めた」と振り返る。
「1人でフラッと気軽に立ち寄れる店」を目指す同店。「アメリカの片田舎でおばちゃんが1人でやっているハンバーガーショップ」をイメージしたという店舗は、以前より看板を大きくしアクセントに緑色を取り入れポップなエッセンスを加えた。店舗面積は10.5坪。カウンター4席、バックカウンター席3席、テーブル席8席を設ける。
バンズは老舗ベーカリーに専用のオリジナルバンズを別注し、パティは赤身のオージービーフもも肉を極粗にひいて仕込む。炭火で焼く肉は余分な油を落とし、ジューシーで香ばしく仕上げ、トマトケチャップはもちろん、タルタルソース、照り焼きソース、ステーキソース、チリミートなどソース類はすべてハンバーガーに合わせ手作りしている。
ハンバーガーは「クラシック」「プレミアム」の2タイプを用意。クラシックは胚芽入りのバンズ、牛肉にタマネギ、パン粉などを入れ食べやすくしたパティ(80グラム)を使う。「クラシックバーガー」(390円)、「テリマヨバーガー」(430円)など14種類。
プレミアムはライ麦入りのバンズにつなぎを一切使わず、牛肉と牛脂でこねる140グラムのパティを使用し、「プレミアムパティ8バーガー」(840円)、「レッドホット8バーガー」(1,080円)など5種類。「肉の食感とうま味が楽しめる一品。ガッツリ食べたい人におすすめ」という。ドリンクとのセット、バリューセット、トッピングメニューも用意するほか、フレンチフライ、サラダなどのサイドメニューも取りそろえる。
「カフェ使いもしてほしい」とコーヒーにもこだわる同店。自家焙煎(ばいせん)しているコーヒー豆専門店から「コクがありながらも苦みを抑えて量が飲める」豆をチョイス。「冷めてしまっても酸味が極力でないことも選ぶ条件の一つ」とも。季節のストレートコーヒーも用意している。
移転後、ファミリー層からカップルや1人の来店客なども加わり利用客の幅が増えた。「夢はハンバーガーと言ったら『8CAFE』というくらいに認知度が上がること」と渡辺さん。「若い子を育てて、ゆくゆくは多店舗展開もしていければ」と目を輝かせる。「前店の常連客の期待を裏切らない店作りをしていくとともに、いつかまた代官町にも店を出せれば」とも。
営業時間は11時30分~10時30分。