栄に3月19日、「讃岐うどん 田(でん) 2丁目店」(名古屋市中区栄2、TEL 052-202-8230)がオープンした。
席数はカウンター席9席、テーブル席36席。同店は、香川県で修行を積んだオーナー牛田さんが6年前に出店した「讃岐うどん 田」(栄1)の2号店。「1号店を出したときから店舗を増やすことを目標にしてきた」という。和風造りの1号店に対し、大きなガラス窓から日差しが差し込む店内は開放的な空間で、コンクリート打ちっぱなし風の壁にディスプレーしたポップな絵、カラフルなタイル、ツタや鉢植え、ワイン木箱に入れた野菜などが一見カフェのような雰囲気を醸し出す。
「うどん屋は和風なイメージだが、いい意味で型にハマらない店作りをしたかった」と牛田さん。内装やインテリアは従業員でアイデアを出し合い、できる限り自分たちの手で作り上げた。
同店の麺は、一般の機械が20~30%の水を加えているのに対し、加水率を50%にして仕上げているのが特徴。オープンキッチンで作る自家製麺はすべて機械まかせにせず、「のばす」「こねる」など人の手を加え毎日作る。
「冷たい方が、うどん本来の味が楽しめる」と牛田さん。水で締めた麺の上にネギ、ゴマ、ショウガ、大根おろしをのせ、オリジナルだしじょうゆをかけた「生醤油うどん」(冷・並530円)は「うどんの刺身」だという。釜からあげたうどんに生卵、かつお節、ネギ、ショウガ、ゴマ、天かすを少量のせ、だしじょうゆをかける「釜玉うどん」(650円)は「和のカルボナーラ」とも。
そのほか、「山芋生醤油うどん」(600円)、「きつねうどん」「山菜なめこうどん」(以上540円)など。同店オリジナルだしじょうゆは1本450円で店頭販売も行っており、「卵かけごはんや冷ややっこなど何にでも合う」。
オープンして約1カ月が過ぎた。ランチ時はサラリーマンやOLでにぎわい順調な滑り出しの同店。牛田さんは「オープンしたということで満足せず、常に手を加え成長する店でありたい」とし、「季節に応じたメニューを出すなど、少しずつでも何かを仕掛けていければ」と意欲をみせる。
営業時間は11時~14時30分。