8月21日から開催される「あいちトリエンナーレ2010」の期間限定公式カフェ「ATカフェ」(名古屋市中区錦2、TEL 052-222-7210)が7月17日、長者町エリアにオープンした。
店舗面積は約38坪で、30席を用意。長者町の衣料品店の倉庫だった建物を借りて展開する同店は、同トリエンナーレをサポートするサポーターズクラブ「LOVEトリーズ」の「たまり場」として展開。市民レベルでの情報発信、情報交換の場として機能する。カフェ利用客はサポーターズクラブの会員登録を行い、利用回数に応じてスタンプがたまるスタンプカードを発行してもらう仕組み。
カフェオープンについて、サポーターズクラブの新見さんは「トリエンナーレに参加するのは、会場となる長者町の人々と参加アーティストだけではない。興味のある方には広くかかわってもらって、積極的にトリエンナーレや街づくりにかかわってもらえるきっかけのカフェになれば」と期待を込める。「アートをただ見るだけでなく、それぞれがアートとかかわれるようにしたい。どうかかわっていけるかはそれぞれで模索してもらい、カフェを利用して情報交換を行い、熱気を感じられるカフェになれば」とも。
トリエンナーレ期間中、同店が入居するビルの2~4階は展示スペースとなる。現在はさまざまなアーティストが2~4階で制作を行っており、ボランティア登録者らが作業を手伝う日々が続いている。「カフェには参加アーティストらが休憩するために訪れることも。地域とアーティストと市民をつなげる場になれば」とほほ笑む。
カフェの主なメニューは、コーヒー、オレンジジュース(以上270円)、カフェオレ、カプチーノ(以上290円)、エスプレッソ(300円)など。17時からはビール類も提供する。
トリエンナーレ開始までの営業時間は10時30分~19時(土曜・日曜定休)。トリエンナーレ期間中の営業時間は10時30分~21時(無休)。