大須の貴金属ジュエリー店「GINZA TANAKA（ギンザタナカ） 名古屋店」（名古屋市中区大須4、TEL 052-262-0277）が11月24日、プラチナ32キロ・3億2,000万円相当を使ったオブジェの展示を始めた。

　オブジェは、世界一のプラチナ産出国で、日本との交流100周年を迎えた南アフリカの後援を受け、一般消費者に向けプラチナに対する理解や関心を深めることを目的とに制作された。プラチナで表現しているのは、ゾウ、ライオン、サイ、バッファロー、キリン、カバ、シマウマ、ワイルドキャットなど南アフリカに生息する24種類33体の動物。

　各動物はそれぞれとても表情豊かに作られており、毛並みや体の模様なども精巧に再現されている。オブジェ制作について渡邊淳一店長は「ろうで作った型を石こうで固めて、プラチナを流し込む型を作る。プラチナは融点が高く粘り気が強いため、型から外した際には細部がつぶれていることも。そこを最終的に職人が手を加えて完成している」と紹介する。現在、オブジェの販売は予定していない。

　これまで、純金製の「名古屋城」や干支をモチーフにしたビッグカレンダー、ディズニーとコラボした「白雪姫と７人のこびと」、バンダイとコラボしたプラチナのガンプラなどを作成し展示してきた同社。「こうした話題性のある展示を行うと、より気軽に店内にお越しいただける」とほほ笑む渡邊さん。「プラチナはアクセサリーのほか、携帯電話のパーツとしても使われている。今回の展示を通して、よりプラチナを身近なものに感じてもらえれば」とも。

　営業時間は10時～18時。11月30日まで。