現役内科医が率いるバンド「Heartful Hospital(ハートフルホスピタル)」が10月1日、名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)下で開催される「名古屋ピンクリボンフェスタDAY」でライブを行う。
同院内科医の赤澤貴洋(きよひろ)さんを中心にした同バンドは、2007年7月に「医療系バンド」として医療現場の出来事を歌にしたCD「経過良好」でデビュー。メンバー全員が医師や看護婦、医療機器メーカー勤務など医療関係者で構成されている。ステージ衣装には白衣を身に着け、医療現場、病院での実際の出来事をモチーフにしたヒューマンソングを歌う。
もともと音楽が趣味だった赤澤さん。透析治療の手術中に患者のリラックスや、痛みを和らげてあげたいという思いから、患者の好きな音楽をかけて手術を行うという、音楽と医療を結びつけた活動に取り組んできた。「実際に患者さんからも、5割の方から痛みが和らいだように感じた、7割の人から手術が短く感じたというデータもある」という。現在は4枚のCDをリリースし、年明けには今までになかった、ダンスなどを取り入れたアップテンポな曲を新しくリリースする予定。「戦っている患者さんの応援歌にしたい」
当日は、名古屋ピンクリボンフェスタ実行委員会の公認推薦曲にもなった4枚目のCD「マンモグラフィー」などを披露。「歌詞や活動でマンモグラフィー検診の大切さに気づくきっかけになってほしい。医療現場を身近に感じてもらい、臓器移植なども真剣に考えるきっかけになれば」
ライブ開催は19時45分~20時。無料。