名古屋・大須を拠点に活動を続けるアイドルユニット「OS☆U(オーエスユー)」が10月5日から、毎週水曜日に大須商店街内の大きな招き猫が目印の「ふれあい広場」(名古屋市中区大須3)での定期的ライブを始めた。
昨年8月に公開オーディションで選ばれた9人のメンバーで結成された同ユニットは、今年の結成1周年を期に新たに公開オーディションを行い、現在15人で活動している。メンバーは全員愛知県出身。ステージには、グッズの売り上げや人気の度合い、パフォーマンスの質などを見て毎月選抜された9人が立つ。
「ふれあい広場」ではこれまで、週末に不定期でライブを行って来た。毎週水曜日に定期的にライブを行うことになった経緯について、同ユニットマネジャーの山元さんは「結成からずっとここ大須を拠点に活動を続けて来たことで、大須商店街の皆さまにもだいぶ認知してもらい、応援していただけるようになった」とし、「そうした信頼関係ができてきた中で、水曜日を定休日にしている店が多い大須商店街を少しでも盛り上げるために、継続して水曜日にライブを行うことを決めた」と話す。
週末のライブでは広場を埋め尽くすほどのファンが集まるというOS☆Uのライブには、群馬や京都など県外のファンも多く足を運ぶという。「平日の夕方だと、まだ仕事をしていたり学生の方は部活動をしていたりと、ライブを見に来てくれるのも大変だと思うのに、多くの方が駆け付けてくれてうれしい」と話すのは同ユニットリーダーの清里千聖(きよさとちせい)さん。「自分たちも学校帰りだったりするので大変だけど、ここ大須商店街から元気を発信したいというコンセプトの下、定期的にライブを行えるのはうれしいことなので頑張りたい」とほほ笑む。
「結成当初は正直、ライブも学芸会みたいだった」と振り返る清里さん。「ダンスを間違えないようにすることと、笑顔でいることに必死で周りが見えてなかった」。それでも1年活動を続けることで「微妙な慣れ」が出てきていたという。「そんな中、今年、新メンバーが入った事でもともといたメンバーの意識も変わって来た」と清里さん。「まだまだ自分たちも初心者だけど、それでも少し微妙な慣れが出てきていた。新メンバーが加入したことで、今はそれぞれが刺激し合いながら上を目指している雰囲気がある。ファンの方の反応も見られるようになったし、メンバー間の息も余裕を持って合わせられるようになった」とし、「今はライブも、それに向けた日々のレッスンも楽しい」という。「メンバーそれぞれにプロ意識がしっかり芽生えて来たようだ」とマネジャーの山元さん。
今週末には大須商店街の最大の祭り「大須大道町人祭」にも出演予定。「いろいろな土地でライブをさせてもらえるようになったが、やっぱり、ここ大須でのライブは思いが違う」と清里さん。「商店街の人たちとも仲良くさせてもらっているので、大須大道町人祭に出演させてもらえるのは今月一番楽しみにしていること」と目を輝かせる。「今は東京や大阪でもライブをさせてもらっている。今後は、まず大須の人たち全員にOS☆Uを知ってもらい、全国の人に向けてより強力に大須を発信していけるユニットになっていきたい」と目標を話す。
水曜日のライブ開始は17時30分。