名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)と久屋大通公園で、12月10日・11日、名古屋を中心とした東海地区の学生による合同大学祭「NAGOYA学生EXPO」が開催される。
同大学祭は「名古屋をもっと好きになろう!」「テレビ塔をジャックせよ!」をテーマに、大学生・専門学校生を中心とした学生がさまざまな企画を行う、学校の垣根を越えたイベント。今回が初めての開催となる。
イベント内容は、アカペラ選手権やファッションショーなどのステージ企画、約40団体が出店するブース企画など。それぞれの団体の日頃の活動成果を発表できるようなイベントを企画する。最終日には東日本大震災の被災者への追悼と東北地方の復興を祈り、約2万6000本のろうそくにあかりをともす「Candle Night Nagoya」も予定。
主催は「NAGOYA学生EXPO実行委員会」。愛知県内の19大学に通う約95人の学生から成る。名古屋市の呼び掛けをきっかけに結成され、今年8月から開催に向けて準備を進めてきた。運営や企画は学生が行うが、名古屋市やインテルプレス(名古屋市中区栄2)とも協力し、産学官一体となるイベントを目指している。
「実行委員をはじめ参加する学生が主体となって作り上げているのが特徴」と実行委員長の豊吉佑哉さん。「参加する学生には、それぞれの思いがある。名古屋が大好きで、何とか名古屋を元気にしたいと活動している人や、東北のために名古屋でできることをしたいと強く思っている人もいる。それらを表現できる機会にしたい」とし、「会場に来て、作り上げてきた学生のさまざまな思いを肌で感じてもらいたい。気軽に楽しめるイベントなので、ふらっと立ち寄ってもらえれば」と、来場を呼び掛ける。学生を中心に両日で7000人の動員を目指す。
開催時間は、10日=11時~21時、11日=11時~20時。詳細はホームページで確認できる。