栄の「オアシス21」(名古屋市東区東桜1)で2月25日、ものづくりの技能に関する発表・交流会「あいち技能コンクール」が開催される。
同コンクールは、2014年に愛知県で開催される「第52回技能五輪全国大会」と「第35回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」に向け、県内のものづくりを応援するために開催されるイベント。会場にはさまざまな職人の技が体感できるブースを設け、ステージではタレントの「YO!YO!YOSUKE!」さんがパーソナリティーとしてイベントを盛り上げる。普段、なかなか見られない熟練職人の技が間近で見られるデモンストレーションなども行われ、「日本の技術を楽しみながら学べる一日になる」という。
愛知県産業労働部産業人材育成課の平川佐智代さんは「ものづくりの長い歴史がある愛知県は、過去の技能五輪でも好成績を残してきたが、若者のものづくり離れや、少子化による若年労働者の減少などが懸念されている。愛知県は、ものづくりを担う職人の優れた技や魅力を多くの県民に知ってもらい、技能者を目指す人材の視野を広げるためのPRキャラバン隊『あいち技能応援団』を結成した。『あいち技能コンクール』の広報活動や、愛知のものづくりの紹介に取り組んでいる」と話す。
「あいち技能応援団」のメンバーは5人。技能五輪全国大会の40に及ぶ競技項目の中から、愛知県からの参加者が少ない「左官、とび職、造園、タイル張り、理容」の5種目を応援するため、職種ごとに1人の応援団員がPRを担当している。5人を統括する応援団長は「YO!YO!YOSUKE!」さん。県内の主要な駅や大型ショッピングセンターなどで、パフォーマンスやPR活動を行い、2月の「あいち技能コンクール」にも出演する。
応援パフォーマンスは、紙芝居の途中で演じ手が舞台に飛び出し、ダイナミックな動きで観客との一体感を高める「紙芝居演劇」のほか、5つの職種の紹介を兼ねた応援コールと口上などを披露。直接の交流で盛り上げ、愛知のものづくりを応援するという。
あいち技能応援団はナゴヤドーム「うまいもんワールド」(2月3日・6日)、ナゴヤドーム前イオンで(同11日)でもパフォーマンスを予定する。