医療系バンド「ハートフルホスピタル」と僧侶のバンド「G・ぷんだりーか」が3月25日、東別院ホール(名古屋市中区橘2)で合同ライブ「『いのち』~あなたは一人じゃないから」を開く。主催は「愛知いのちの電話協会」。
ハートフルホスピタルは、内科医の赤澤貴洋(きよひろ)さんを中心に医師、看護婦など医療関係者で構成された医療系バンド。ステージ衣装には白衣を身に着け、医療現場、病院での実際の出来事をモチーフにしたヒューマンソングを歌う。「G・ぷんだりーか」は、メンバー全員が名古屋市内の寺に属する現役の僧侶の「坊さんバンド」。黒い法衣(ほうえ)を身にまとい、仏教の教え、親鸞聖人の教えなどを歌にしている。
「東日本震災から1年が過ぎ、あらためて命の大切さ、今生きているという尊さ、健康な笑顔などにあらためて感謝したり…人と人との絆の大切さを再確認してもらいたい」と赤澤さん。毎年3月は自殺者が多い月間であることから、その防止の啓発イベントの目的もある。併せて、医療、仏教、それぞれの現場から感じる命についてのトークセッションも予定する。
名古屋を中心に命をテーマに歌を歌う活動をする両バンド。「目的としていることが同じ。初めての合同ライブだが視野が広がった」(赤澤さん)。
「できれば10~30代くらいの若い人に来てほしい。気軽に来てもらえたら。ライブを聴いて、医療現場について知ってもらうことのほか、仕事を簡単に辞めてしまったり、命を大切にしなかったりすることについて考えるきっかけになれば」
開演は15時30分。入場無料。