バウハウスの流れをくむミニマムデザインが特徴のドイツのジュエラー「Niessing(ニーシング)」のコンセプトショップ「ニーシング名古屋」(名古屋市中区栄3、TEL 052-265-2149)が4月13日、ナディアパーク横にオープンした。同ブランドの路面店は東京、大阪に次ぎ国内3店舗目。
1873年にドイツ西部で創業した同ブランドは、マットな印象のゴールドやグラデーションを表現したゴールド、地金の張力(テンション)のみでダイヤモンドを支えている指輪のデザインなどが特徴で、一点一点丁寧に職人の手で作られているという。
「一般的なジュエリーというよりは、少し個性的なブランドなので、あえて大通り沿いではない、この場所を選んだ」という同店は、ドイツのデザインユニット「ドレイフォーム」がデザインし、土の壁や木の床などの温かみのある素材に、洗練された白いシンプルな什器が映える店内に仕上げた。店舗面積は約22坪。店内には、個性的でシンプルなジュエリーが並ぶ。
同店オープンに合わせ、価格を75万8,000円に設定した限定リングも販売。「名古屋(758)にちなんだ価格設定をした限定リングは、価格よりも全体的にゴージャスに見えるようにデザインしている」と担当者。「全体的にはブライダル需要のリングが多いが、5万円のリングから300万円のジュエリーまで、経年変化を楽しんでもらえるリングなど、ドイツの職人ならではの遊び心がちりばめられているので、幅広い年齢層の方に喜んでもらえるのでは」とも。
「名古屋の女性はエレガントな印象の方が多い」と話すのは、同ブランドデザイナーのベレーナさん。同ブランドCEOのクラウス・カウフォードさんは「ニーシングのデザインは遊び心がありモダンでシンボリックなものも多い。ジュエリーは美しいものでさまざまに楽しんでもらえるもの。まじめに向き合うのではなく、生活を素晴らしくしてくれるものということを覚えておいてほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~19時。水曜定休。