栄の映画館「センチュリーシネマ」(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8580)で12月22日、映画「ジョーカーゲーム」の舞台あいさつが行われ、同作主演の北原里英さん(AKB48/SKE48)と渡邊貴文監督が登壇した。
同作品は「バトル・ロワイヤル」「ライアー・ゲーム」など、邦画の人気ジャンルの一つとなったサバイバル・ゲーム・ムービーの最新作。児童のIQ低下を憂えた政府が施行した「義務教育延長法」の下、千夏(北原さん)ら30人のクラスメートは人間力を高めるゲームのテストに選ばれる。そのゲームとは命を懸けた「ばば抜き」だった。
北原さんは愛知県一宮市出身で、人気アイドルグループ・AKB48の選抜メンバー。11月からは栄を中心に活躍するSKE48にも所属している。同作が映画初主演となる。
舞台あいさつ前に行われた会見では「もともと女優になりたくて芸能界に入ったので、撮影期間は本当に幸せだった。やっぱり映画が好きだと実感した。こういう仕事をする度、女優をしたいとの思いを強くする。AKB48とSKE48の両方に所属することになったので、歌手も女優も全力で頑張りたい」と意気込んだ。渡邊監督は「極限状態の青春映画。北原さんら俳優たちの表情、姿を見てもらいたい」と話す。
拍手の中、映画にちなんだトランプ柄の服で登壇した北原さん。「普段はスマイリーに笑顔で過ごしているが、実はサスペンスや追い詰められるような映画が大好き。このジャンルの作品で初主演できたのは、すごくうれしかった。完成した作品を見て、映画に出ているとあらためて感動した」と初主演の喜びを語った。
北原さんは来場者とじゃんけん大会に臨み、勝利した3人にサインを進呈。サインを書く間もトランプの話で会場を盛り上げ、当選者と笑顔で握手を交わした。
最後に北原さんは「共演者、スタッフと一緒に頑張って作った作品なので、ぜひたくさんの人に見てもらいたい。映画を見た感想を周りの人に広めて拡散してほしい。今日は楽しんでいただけたら」と映画の成功を祈った。渡邊監督は「見ている人が自分ならどうするだろうと考えてもらえるよう、表情や行動をリアルに作っている。ぜひ作品を疑似体験してほしい」と呼び掛けた。
同館で公開中。