大須の「シアターカフェ」(名古屋市中区大須2、TEL 052-228-7145)で9月1日~12日、先端技術を使ったメディアアートアニメーションの特集上映「アルスエレクトロニカ・アニメーション・フェスティバル2012 名古屋上映」が開催される。
「アルスエレクトロニカ・アニメーション・フェスティバル」はオーストリアで開催されるメディアアートの世界的イベント「アルスエレクトロニカ」のプログラムの一つで、世界中から最先端技術を駆使したCGアニメーションが応募されるコンペティション。名古屋では初めての特集上映となる。
今回の特集で上映するのは、2012年の内容から10プログラムを2作ずつ組み合わせた5プログラム。合計75作品を上映する。
内容は以下。Aプログラム=実験的で美しい作品を集めた「アートフィルム」8本と、人生に向き合う人々のための物語を集めた「インナースペース」4本。Bプログラム=ユニークで自由な試みのプロモーションビデオや映像による音楽表現を集めた「アバウト・ミュージック」13本と、10代の制作者を対象としたコンペティションの優秀作品「ヤング・アニメーション」6本。Cプログラム=ハリウッド映画やゲーム、CMなどの映像の最先端技術を紹介する「ビジュアル・エフェクト」13本と、ゾンビの恋愛や悪夢を描いた作品などを集めた「レイト・ナイト」6本。Dプログラム=皮肉でユーモラスな物語を集めた「コメディー」5本と、広告などさまざまなジャンルのダイナミックで芸術的な映像を集めた「モーション&グラフィックス」10本。Eプログラム=社会的なメッセージを込めたシリアスな作品を集めた「ポジション&メッセージ」5本と、詩的で美しく奇妙な物語を集めた「ナレーション」5本。
同店の林緑子さんは「上映する作品は商業映画やCMのデモリール、最新のモーショングラフィックス、ミュージックビデオからアートフィルムまでさまざま。従来のアニメーションの枠にはまらない幅広いデジタル映像作品を、一気に眺望できる魅力的な機会。名古屋では初めての上映となる作品群なので、ぜひご覧いただければ」と来店を呼び掛ける。
定員15人で、入場無料。1プログラムごとに1ドリンク(500円)を注文。スケジュールは同店ホームページで確認できる。火曜定休。