名古屋市科学館(名古屋市中区栄2)など市内各地で9月21日・22日、都市と光をシンクロさせるプロジェクト「Glow with City Project(グロー・ウィズ・シティ・プロジェクト)」が開催される。
同企画は愛知県内で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」のプログラムの一つ。集まった先着1000人にちょうちんを手渡し、1時間をかけて名古屋市内各地を巡る。参加者はちょうちんを持って名古屋市科学館を出発。長者町のアーケードを通り、栄のオアシス21、愛知芸術文化センターまで行進。建築物をライトアップする光と人々の持つ光をシンクロさせ、特別な風景をつくり出す。
同プロジェクトを企画したアーティストの高橋匡太さんは「ちょうちんは名古屋ぢょうちん。ろうそくの代わりに小型化したフルカラーの色を出せるLEDライトを使う。ライトには発信機が付いており、隣の発信機に情報が送られる。これが1000人に次々と伝わる。参加者1000人のパーソナルなライトがつながり、シンクロして同じ色で光り、これが建物のライトアップともシンクロする。2日間だけの特別な市民で作る名古屋の新しい夜景。道が真っすぐで見通しが利くことなど、名古屋の都市の構造を人々のつながりや動きによって描きたい」と話す。
両日とも開始は18時30分で、白川公園中央広場北側噴水前を出発する。同芸術祭ではプロジェクトの参加者各日先着1000 人を募集している。参加無料。参加希望者は当日17時30分~18時25分に噴水前に集合。先着1000人で、ちょうちんが無くなり次第、受け付け終了。小学生以下は保護者同伴。