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栄で「福島」今と未来を世界に発信-「あいちトリエンナーレ」でステージ企画

「フェスティバルFUKUSHIMA in AICHI!」大友良英&あまちゃんスペシャルビッグバンド

「フェスティバルFUKUSHIMA in AICHI!」大友良英&あまちゃんスペシャルビッグバンド

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 栄のオアシス21(名古屋市東区東桜1)で9月7日・8日、福島県の姿を発信するイベント「フェスティバルFUKUSHIMA in Aichi!」が開催された。

会場に敷き詰められた「大風呂敷」

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 同イベントは「いまの福島」と「未来の福島」の姿を全世界に発信していく「プロジェクトFUKUSHIMA!」を、愛知県内で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」がプログラムの一つとして企画したもの。

 同プロジェクトは福島出身の音楽家・大友良英さん、遠藤ミチロウさんと詩人・和合亮一さんが代表となり立ち上げ。人々が交流し、楽しみ、未来について考える「祭り」を創造すべく、2011年8月15日に福島市の会場に全国から集まったカラフルな布を敷き詰めて音楽フェスティバルを開催した。現在も県内外の有志により運営され、イベントや音楽配信などの活動を継続的に続けている。

 オアシス21の床面には福島でのイベント同様、思いや願いをつなぎ合わせた「大風呂敷」が敷き詰められた。また、ステージには「ザ・ウィロウズ」としてトリエンナーレに参加しているアーティストの奈良美智さんらが制作した「フラッグ」が飾られた。9日のステージで大友さんは「もともとは震災から数カ月後に福島で野外フェスをやるため、専門家に相談して風呂敷を敷いた。当時、飛散した放射性物質の大部分は空気中ではなく地面にあった。全国から集まった布を縫い合わせ、会場に敷き詰めてイベントを開催した」と来場者に説明。今回のために布を提供してくれた長者町繊維街ら愛知の方々に感謝の言葉を述べた。

 ステージでは「大友良英&あまちゃんスペシャルビッグバンド」がNHKの連続ドラマ「あまちゃん」のテーマ曲などを演奏。一般公募した参加者との即興ライブ「オーケストラAICHI!」が行われた。夕方からは遠藤ミチロウさんらが登場してライブ演奏による盆踊りを開催。参加者は福島の盆踊りや名古屋の踊りなどを楽しんだ。

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