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「なごやの歴史・文化とユニークに出会う」プロジェクト-大ナゴヤ大学が始動

「NAMO. なごやの歴史・文化とユニークに出会う」のホームページ

「NAMO. なごやの歴史・文化とユニークに出会う」のホームページ

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 NPO法人「大ナゴヤ大学」(名古屋市中区大須3、TEL 070-5459-8213)は9月2日、名古屋の歴史や文化をテーマにした新プロジェクト「NAMO. なごやの歴史・文化とユニークに出会う」のホームページを公開した。

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 同プロジェクトは、名古屋市の「文化資源を生かしたまち育て・人育て」事業で始まったもの。プロジェクトタイトルの「NAMO.」は、名古屋弁の上町言葉で「~ですね」の意味を持つ「なも」から決めた。「あまり印象のよくないと聞くことの多い名古屋弁だが、上町言葉の名古屋弁はとてもやわらかく上品」と同NPO学長の加藤幹泰さん。「上町言葉の名古屋弁を話せる人がほとんどいない状況。「『なも』のように、埋もれてしまっていた名古屋の魅力伝えたい」とも。

 「自分もこのプロジェクトのターゲットの一人だった。歴史への興味は薄いが、興味の持てるきっかけがない」と加藤さん。「歴史、文化というちょっと難しそうなテーマを、おしゃれだったり、面白かったり、笑えたり、そんなユニークな切り口を作りたい」という思いをキャッチフレーズに込めた。

 今後、11月に円頓寺かいわいで、来年3月に大須で、イベントの開催を予定している。「地域の魅力や資源を生かしながら今までにないようなイベントを目指す。イベントの世界を体感しながら、歴史や文化に触れてもらえるような企画を用意している」という。そのほか、今月20日に発刊する情報誌「Journal NAMO.」や、ホームページ上のブログで情報発信も行う。

 「こんな楽しいことが歴史でいいの、と新しい出会い方を楽しんでもらいたい。歴史、文化に触れることで、名古屋の街がいつもと違う見え方になれば」と期待を込める。新プロジェクトを担うことについては、「今まで自分ができるだろうという境界線を越えた。その中で慣れないことも多く大変だが、できないことはないと思う。チャレンジする面白さを実感している」とも。

 今月23日には「文化のみち二葉館」(東区)でイベント「魅惑の『名古屋弁』ワールド」を開催。3種類ある名古屋弁の特徴を学ぶ内容や、名古屋弁を使ったワークショップなどを行う。現在、参加者を募集している。参加無料。詳細はホームページで確認できる。

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