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錦二丁目でサツマイモの苗植えワークショップ 収穫後は芋焼酎に

2021年「ゑびす菜園」苗植えワークショップの様子

2021年「ゑびす菜園」苗植えワークショップの様子

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 名古屋市営地下鉄伏見駅近くの「常瑞寺」(名古屋市中区錦2)で5月27日、都市農業プログラム「ゑびす菜園」によるサツマイモの苗植えワークショップが行われる。

芋焼酎「長者町芋人」

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 錦二丁目かいわいのエリアマネジメント会社「錦二丁目エリアマネジメント」が2021年から取り組む企画で、ビルの屋上、住宅や飲食店の軒先などまちの「スキマ」を活用し、飲食店や住民と協力してサツマイモなどの農作物を栽培する。担当の阿部充朗さんは、「小さなお子さん連れや長年お店を営む店主など、毎年さまざまな人に参加いただいている。初年度こそ見込みの収穫量に届かなかったが、栽培場所の日当たりや水やりの頻度など試行錯誤することで、収穫量アップを目指してきた」と話す。

 同企画は、銀座、巣鴨、宝塚など日本各地で展開する、都会のビルの屋上でサツマイモを育てる活動「芋人(いもじん)」に参加しており、各エリアで収穫したサツマイモは芋焼酎の原料となる。九州の蔵元で仕込み、芋焼酎「長者町芋人」となって戻ってくる。

 ワークショップ開催時間は14時~。参加費は3,000円(芋焼酎1本付き)。鉢として活用するバケツに土を入れて、サツマイモの苗を植える。苗を植えたバケツは自宅や自店舗に持ち帰って育てる。事前申し込みは同社が運営する「喫茶七番」(錦2)のメールアドレスから受け付ける。当日申し込みも可能で、阿部さんは「活動を通して錦のまちを知ってもらうことも目標の一つ。気になったら飛び入りで参加してみては」と呼びかける。

 錦二丁目エリアの販売店・飲食店で取り扱う。阿部さんは「錦二丁目かいわいで働く人が帰省時のお土産に購入するといったケースも多い。苗植えに参加し、販売・提供する飲食店から好評の声をいただくことも。錦の新たな名産品となることを目指したい」と意気込む。

 収穫予定時期は10月下旬~11月上旬で、収穫祭の開催も計画しているという。

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