名古屋グランパスの川又堅碁選手が12月12日、中警察署の一日警察署長に就任し、中日ビル(名古屋市中区4)で行われた「年末の安全なまちづくりキャンペーン」に参加した。
川又選手が伊藤敏男署長とともに同ビル1階の特設ステージに登場すると、集まったファンの歓声に包まれた。
伊藤署長は「皆さんが安全に安心して年の瀬を過ごせるように、川又選手に力を貸してもらった。署員よりも制服が似合っているので、一日と言わず、ずっと協力をお願いしたいくらい」と川又選手の制服姿を絶賛。川又選手は「こういう場を設けてもらい本当にうれしい。今日は精いっぱい署長を務めたい」と笑顔で応えた。
伊藤署長による県内犯罪状況の説明の後、川又選手は司会の質問に答える形で、車上狙い、振り込め詐欺などの対策を紹介。「防犯カメラのある所や明るい駐車場を利用してほしい。おかしいなと思う電話を受けたら、一人で悩まずに家族に相談してほしい」と、それぞれの対策を丁寧に説明した。
最後に川又選手は防犯・交通安全グッズを配布。集まった市民と握手しながら、年末の安全を呼び掛けた。