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「あいちトリエンナーレ2016」参加アーティスト、会場を発表-新たに豊橋市が会場に

三田村光土里さんらあいちトリエンナーレ2016の参加アーティストが発表 三田村光土里「Art & Breakfast Melbourne 2011」より朝食風景 2011 Courtesy of the artist

三田村光土里さんらあいちトリエンナーレ2016の参加アーティストが発表 三田村光土里「Art & Breakfast Melbourne 2011」より朝食風景 2011 Courtesy of the artist

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 2016年に開催される国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」の記者発表が3月26日、愛知芸術文化センター(名古屋市東区東桜1)で行われ、主な会場や参加アーティストが明らかになった。

オペラ「魔笛」を演出する勅使川原三郎さん

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 同芸術祭は「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」をテーマに、来年8月11日から10月23日の74日間にわたり開催される。
 会場は愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町地区などの名古屋市内と岡崎市に、新たに豊橋市が加わる。岡崎市内、豊橋市内の地区は未定。参加アーティストの作品を県内の数か所の文化施設で巡回展示する「モバイル・トリエンナーレ」も行われる。
 港千尋芸術監督は「前回好評だった岡崎市は、来年が市制100周年であり、引き続きの開催となる。豊橋は街並みが魅力的で、駅から歩いていける範囲に会場候補地が点在していることで決定した」と話す。

 現代美術は国内外から75組程度のアーティストが出品する。今回は愛知県出身の三田村光土里さんら9組を発表した。もう一つの柱となる舞台芸術は10~15団体が参加し、ダンス、演劇、音楽などの舞台を上演する。この日はスペイン出身のイスラエル・ガルバンさんら2組の参加と、ガエタノ・デスピノーザさん指揮、勅使川原三郎さん演出によるプロデュースオペラ「魔笛」(モーツァルト作曲)の上演を発表した。あわせてダニエラ・カストロさん、ゼイネップ・オズさんらキュレーターの体制も発表された。
 港芸術監督は「作家や作品の選定には、テーマである旅の視点を取り入れている。今回発表した方々は、テーマを実現できる刺激的なアーティスト。また、第1回からうたっている先進性、愛知でなければできない作品であることも重視する」と話す。「現代美術の成熟により、欧米以外からも優れたキュレーターが生まれている。カストロさんは南半球のブラジル出身で、オズさんは東西文化の結節点であるトルコ出身。今を伝えるのにふさわしい2人になった」とも。

 参加アーティストは、今後数回に分けて段階的に発表される。

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