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栄で「トリエンナーレスクール」 多彩なゲストでテーマ読み解く講座

トリエンナーレスクール第6回のようす

トリエンナーレスクール第6回のようす

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 愛知芸術文化センター(名古屋市東区東桜1)で5月31日、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」に向けたシリーズ講座「トリエンナーレスクール」が始まる。

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 各分野の第一線で活躍する専門家をゲストに迎え、現代アートを楽しみながら学ぶレクチャー形式の同講座。昨年度はアートの最新の状況や、トリエンナーレのテーマへの理解を深めるための講座を6回開催した。

 第7~9回となる今回は「あいちトリエンナーレ2016」のテーマ「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」に込められた人間の創造性について、さまざまな角度から読み解く。第7、9回は愛知芸術文化センター、第8回は名古屋市美術館(名古屋市中区栄2)で開催する。

 5月31日に開く第7回は「デザインが国際展を変える!都市を変える!」。ゲストはあいちトリエンナーレ2016公式デザイナーで多摩美術大学情報デザイン学科教授の永原康史さん。2008年に名古屋市が加盟認定された「ユネスコ・創造都市ネットワーク」のユネスコ・デザイン都市の、ジョジアンヌ・フランさん(サンテティエンヌ市シテ・ド・デザイン国際部長)、マリ=ジョゼ・ラクロワさん(モントリオール市都市経済計画部デザイン担当局長)とのトークセッションを通して、デザインが国際展や都市に果たす役割について考えながら、トリエンナーレや名古屋の未来を展望する。

 7月25日(第8回)は「創造するホモ・サピエンス 洞窟壁画にみる人類のクリエイティビティ」。ゲストは東京藝術大学美術研究科博士リサーチセンターの五十嵐ジャンヌさん。洞窟壁画に描かれた動物や記号に使われた顔料や技法を通して、なぜヒトだけが絵を描くのかという人類の創造の起源に迫る。

 9月27日(第9回)は「Maker×Art Makerムーブメントが広げるアートの可能性」。ゲストは情報科学芸術大学院[IAMAS]産業文化研究センター教授の小林茂さん。「つくることは人の根源的な欲求であり、多様な生き方やビジネスがある」ということを顕在化させた「Maker(メーカー)ムーブメント」を解説。「Maker」とアートの関係について語る。

 あいちトリエンナーレ実行委員会では、新たに「トリエンナーレスクール+(プラス)」の開催も発表した。トリエンナーレのテーマに深く迫るためのワークショップやフィールドワーク、グループディスカッションなど、参加者が主役となる行動的な学びの場を提供する。
6月14日に開く第1回は、新たにトリエンナーレ会場となる豊橋市を舞台にさまざまな事物を観察、記録する街歩きを行う。8月22日(第2回)は瀬戸市の愛知県陶磁美術館を会場に、土を採取して絵の具を作り、絵を描くワークショップを開く。

 トリエンナーレスクールの開講時間は、全て14時~15時30分。参加無料。申し込み不要。第7回・8回は定員180人、第9回は定員60人。

 トリエンナーレスクール+の開講時間は、全て10時~16時。参加無料。申し込み必要。第1回は定員15人、第2回は定員25人。

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