丸の内の東建ホール(名古屋市中区丸の内2)で5月3日、映画「サムライ・ロック」の完成披露上映会が行われ、出演の「BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)」11人が舞台あいさつで登壇した。
メンバー総出演で全編を愛知県ロケで撮影した同映画。450年前の戦国時代から名古屋にタイムスリップしてきた織田信長(小林豊さん)、豊臣秀吉(本田剛文さん)、徳川家康(田中俊介さん)の三英傑が、現代の若者・丹羽正巳(水野勝さん)らとアイドルユニットを結成。困難を乗り越えながら、ナンバー1アーティストを決めるカーニバルでグランプリを目指す。メンバーは「サムライ・ロック」とライバルのアイドルグループ「バディーズ」として出演している。
CBCテレビ、東海テレビ、メ~テレ、中京テレビ放送の在名4局がそろって製作委員会に参加した同作。この日のMCも各局から1人ずつ計4人のアナウンサーが担当した。映画で演じた役の衣装で登場した11人は来場者428人の大きな拍手に応え、笑顔で手を振った。
この日はスペシャルゲストとして河村たかし名古屋市長も登壇。「オール愛知で応援した映画が完成した。次の目標は紅白歌合戦だろうか。これからも名古屋市を挙げて応援したい」とエールを送り、「燃えよドラゴンズ」の歌詞を替えた11人への応援歌をメンバーとともに歌い上げた。
メンバーは1人ずつ、それぞれの役と映画への思いを語った。リーダーの水野さんは「映画を作ることは僕たちの夢だった。たくさんの方の応援があって完成した映画。いろいろな人に見てもらえたらうれしい」と力強くあいさつ。主演の小林さんは「このメンバーで映画を作ることを目標に5年間、頑張ってきた。苦しいこともあったが、こうして完成して皆さんに見てもらえる。今日は映画を楽しんでほしい」と目に涙を浮かべた。
その後、殺陣や楽器演奏の苦労、撮影時のエピソードなどで、メンバーは自由にトークを披露。息の合った掛け合いで会場のファンを盛り上げた。
最後に小林さんは「僕たちは『夢はあきらめなければ必ずかなう』という言葉を信じて、今まで活動してきた。この映画では11人がそれぞれの役を演じているが、その中に僕らの思いが託されている。ボーイズ・アンド・メンだからできた作品。僕らの熱さを感じてほしい」と呼び掛けた。
5月9日からセンチュリーシネマほか、東海地区の映画館で先行公開。