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オール愛知映画「サムライ・ロック」完成 「BOYS AND MEN」が会見

映画「サムライ・ロック」の完成記者会見を行った「BOYS AND MEN」のメンバー。(左から)水野勝さん、小林豊さん、田中俊介さん

映画「サムライ・ロック」の完成記者会見を行った「BOYS AND MEN」のメンバー。(左から)水野勝さん、小林豊さん、田中俊介さん

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 名古屋を中心に活動するタレントユニット「BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)」の小林豊さん、水野勝さん、田中俊介さんが4月3日、映画「サムライ・ロック」完成の記者会見を行った。

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 同ユニットは東海エリア出身・在住の男性タレント、俳優たちで構成されたエンターテインメント集団。テレビへの出演のほか、ミュージカルの定期公演など精力的な活動を行っている。

 メンバー総出演で全編を愛知県ロケで撮影した同映画。450年前の戦国時代から名古屋にタイムスリップしてきた織田信長(小林さん)、豊臣秀吉(本田剛文さん)、徳川家康(田中さん)の三英傑が、現代の若者・丹羽正巳(水野さん)らとアイドルユニットを結成。困難を乗り越えながら、ナンバー1アーティストを決めるカーニバルでグランプリを目指す。中島良監督がメガホンを取り、石黒賢さん、藤吉久美子さんらが出演する。

 映画の衣装で会見にのぞんだ3人。小林さん、田中さんはタイムスリップした武将を演じた。小林さんは「いろいろな方が演じた信長のイメージに染まらず、自分らしく演じたかった。過去から来た人物なので所作を学び、今回の台本に描かれている信長の人物像に集中した。後に天下を取ろうとする侍なので、力強い真っ直ぐな心を持った青年を演じた」と話す。
 田中さんは「もともと勉強が苦手で、歴史の授業はきちんと聞いていなかった。今回の役をもらい、一から家康を勉強した。監督、プロデューサーには家康の腹黒い一面を出してほしいと言われた。メンバーの中で浮いて見えるよう、役作りに取り組んだ」と振り返る。
 ステージを目指す現代の若者を演じた水野さん。「正巳は頑張っても売れないバンドマンで、報われずにくさっている。僕が今まで演じた役はプラス思考の人物が多かったが、今回は自分の世界に入っていく青年。自分とは全然違う部分を求められたので、一皮むけようと頑張った。武将たちと組むアイドルユニットは、『誰かのために』を原点にしている現実の僕らの芸能活動と通じる部分があった」。

 CBCテレビ、東海テレビ、メ~テレ、中京テレビの在名4テレビ局がそろって製作委員会に参加した本作。配給はセンチュリーシネマ、伏見ミリオン座などを運営しているスターキャットが担当するなど、愛知県のエンターテインメント業界の期待を一身に背負っている。
 水野さんは「この映画は本当に多くの人の力を借りて形になった。僕らは3年前には稽古場が無くて、白川公園で練習していた。そのころから、いろいろな方々が応援してくれた。恩返しできることが、すごくうれしい。名古屋の人、そして全ての人に届けたい」と話す。
 小林さんは「名古屋の名だたる方々が背中を押してくれた。名古屋の人は家族感、絆が強い。僕は滋賀県出身で、外から来たから余計に思う。ここで活動してきて、本当に幸せだと思えた。支えてくれる方々に、さらに返していけるように成長したい」と感謝の言葉。
 田中さんは「ユニットを結成して5年たった。僕たちのモットーは『夢はあきらめなければ必ずかなう』。エンターテインメントの中心地は東京だが、名古屋も負けていないぞ、大きくなれるぞ、と気持ちを込めた映画。これからも皆さんと一緒に名古屋を盛り上げていきたい」と意気込みを見せる。

 5月9日からセンチュリーシネマほか、東海地区の映画館で先行公開。

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