栄の伏見ミリオン座(名古屋市中区栄1)で10月21日、映画「復讐(ふくしゅう)したい」の製作発表会見が行われ、「BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)」水野勝さん、高橋メアリージュンさんらの出演が発表された。
同映画は「リアル鬼ごっこ」「親指さがし」などのベストセラーを生み出した作家・山田悠介さんの同名小説が原作。「復讐法」が制定された2020年の日本を舞台に、大切な人を失った被害者家族と、命を奪った受刑者たちが戦いを繰り広げるサバイバルアクション。室賀厚監督がメガホンを取り、現在撮影が進んでいる。
ボーイズ・アンド・メンは東海エリア出身・在住の男性タレント、俳優たちで構成されたエンターテインメント集団。テレビ出演のほか、ミュージカルの定期公演など精力的な活動を行っている。今年5月にはメンバー総出演の映画「サムライ・ロック」が全国公開。「復讐したい」には水野さんのほか、小林豊さん、田中俊介さん、勇翔さん、本田剛文さん、田村侑久さんが出演する。
この日の会見には水野さん、田中さん、勇翔さん、田村さんのメンバー4人と高橋さんが出席。水野さんは「メンバーは皆、普段からどの役も主演のつもりで取り組みなさいと言われている。今回の映画も変わらず、一生懸命頑張った。僕が演じるのは、大切な人を殺されて復讐しようとする青年。難しい役だが、気持ちからしっかり作って臨んでいる。撮影が終わった時に自分が成長できていたらうれしい」と話す。
復讐する側のリーダーを演じた田中さんは「僕自身が復讐をする立場になった時に、法で正当化されたとしても人を殺すことができるのか。台本を読んで悩んだ」と役への思いを明かす。
勇翔さんは「戦いになれている自衛隊員の役。この役のために髪をばっさり切って、普段からこの人ならどう考えるかを意識している。アクションも見てほしい」と意気込む。
田村さんは「フリーターでゲーマーの役。好青年だったのに、兄が殺されて暗くなっていく。役作りは、ゲームをたくさんやろうと考えている」と会場を笑わせた。
「2人の人間を演じたが、どんな役かは詳しく話せない」と高橋さん。共演した「ボイメン」メンバーについては「皆さん熱くて気持ちがいい人たち。アイドル活動もやりながら、役者としても素晴らしい仕事をしている」と絶賛する。
最後に水野さんは「原作をリスペクトしながらオリジナル要素も加わり、さらにパワーアップしている。現在、最高のスタッフ、キャストと力を合わせて撮影している。いい作品にしたいと思っているので、ぜひ映画を楽しみにしていただきたい」と呼び掛けた。
映画は2016年早春、公開予定。