名古屋グランパスの楢崎正剛選手らが11月11日、名城小学校(名古屋市中区丸の内3)を学校訪問した。
学校訪問は名古屋グランパス選手会が社会貢献の一環として行っている活動の一つ。今回は「Never give up for DREAM」と題して名古屋市中区と豊田市の小学生と交流。名城小には楢崎選手、小川佳純選手、竹内彬選手、矢野貴章選手、永井謙佑選手の5人が訪れた。
小学3年から6年の児童約150人が集まった体育館に選手たちが入場すると大きな拍手。マイクを持った小川選手が「サッカーをやったり、お話したり楽しい時間を過ごしましょう」と呼び掛けると、児童たちは元気に返事。選手たちは自己紹介した後、児童たちとミニサッカーゲームで対決した。児童たちは選手のテクニックに歓声を上げながら、ゴールを目指す友達に声援を送った。
サッカーの後は、小川選手を司会に児童から質問を募集。「失敗した時の気持ちの切り替え方」を聞かれた楢崎選手は「練習をして、2倍頑張る。1点取られたら、次から2試合は取られないとか、目標を持って頑張ること」とアドバイス。「憧れの選手」を聞かれた矢野選手は「三浦知良選手と楢崎選手。長い間、第一線でプレーを続けるのはすごいこと。そういう選手に憧れる」と話した。「ドリブルが速くなるには」「ループシュートの蹴り方」などを質問した児童らには、永井選手がボールを使って直接指導した。
児童たちの夢を聞いた竹内選手は「僕よりサッカーがうまい人はたくさんいたけれど、夢を諦めずにボールを蹴り続けた。目標に向かって明るく前向きに取り組んでほしい。笑顔で頑張ろう」とエール。小川選手は「僕は高校からプロになることができなかったが、諦めず大学でも練習を続けて夢をかなえた。皆も夢に向かって頑張れば、きっとなれるはず」と、諦めないことの大切さを呼び掛けた。
児童からは「壁にぶつかった時、皆さんの話を思い出して乗り越えたい。来シーズンも皆で優勝を祈って応援します」とお礼の言葉が送られた。選手たちはサッカーボールにサインを入れて学校に寄贈。子どもたちと一緒に記念写真を撮影した。
最後に児童たちが全員で並びアーチを作ると、選手たちは一人一人とハイタッチをしながら笑顔で体育館を後にした。