名古屋グランパスの新監督に就任した小倉隆史さんが12月24日、大村秀章愛知県知事、河村たかし名古屋市長を表敬訪問した。
久米一正社長、中林尚夫専務とともに名古屋市庁舎を訪れた小倉監督は、河村市長に就任のあいさつ。年間9位となった今シーズンの成績を報告した後、来シーズンのコーチや新加入選手などを紹介した。
河村市長は「ちょっとくらい失敗してもいいから、派手にチャレンジしてほしい。面白い勝負をして、スタジアムが満員になるよう、盛り上げてもらいたい」とエールを送った。「闘莉王選手はどうなるのか。彼は好きな選手」との質問に小倉監督がたじたじになる場面もあるなど、笑顔のあふれる会談となった。
続いて愛知県庁を訪問。大村知事に「グランパスは9位ではダメなクラブ。優勝を目指し、しっかりとしたスタイルを持ちながら戦っていく。ぜひ応援していただけたら」とあいさつ。
新シーズンの構想を聞いた大村知事は「グランパス、ドラゴンズの低迷で、今年の名古屋は非常に寂しい秋となった。名古屋、愛知を盛り上げるため、来年はぜひとも頑張ってほしい。小倉さんはJリーグのスタートからグランパスで頑張った名選手。一番若い監督だが、旋風を巻き起こして、世の中をあっと言わせてほしい」と期待の言葉を述べた。
表敬訪問を終えた小倉監督は「市長、知事に話した通り、優勝を目指す。言葉に出すのは簡単で、難しいことは重々承知しているが、最後までぶれずに戦い抜いていきたい」と来シーズンの躍進を誓った。