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名古屋グランパス・小倉新監督が就任会見 GMと兼任で指揮

(左から)久米一正社長、小倉隆史新監督、豊田章男会長

(左から)久米一正社長、小倉隆史新監督、豊田章男会長

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 名古屋グランパスのGM(ゼネラルマネジャー)兼監督に就任した小倉隆史さんが11月25日、記者会見を開き、意気込みを語った。

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 小倉監督は三重県鈴鹿市出身。四日市中央工から1992年に名古屋グランパスエイトに入団。「レフティーモンスター」の愛称でフォワードとして活躍し、クラブの天皇杯優勝などに貢献した。2005年にヴァンフォーレ甲府で引退するまでにJ1リーグ通算166試合出場で34得点の成績を残した。今年6月にグランパスのGM補佐に就任し、16年ぶりのクラブ復帰が話題となった。

 小倉監督は豊田章男会長、久米一正社長らとともに登壇。久米社長は「サッカー界を背負うのは若い世代。西野朗さんやストイコビッチさんも42歳で監督になり、サッカーの歴史をつくってきた。小倉新監督は新しい風をグランパスに引き込んでくれると思っている。指名したからには全面的なバックアップで補佐したい。クラブは今年から『愛されたいクラブ宣言』を発表して、どうすれば皆さんに愛されるのかを真剣に考えている。愛されるグランパスになり、ホームタウンの人々に元気と笑顔を与えたい」と話す。

 小倉監督は「自分に経験がないことは承知しているし、クラブの現状を考えても難しいことは分かっているが、やりがいのある大きな仕事。今年、十数年ぶりにグランパスに帰ってきて、育ててもらったという気持ち、何とかしたいという思いが込み上げてきた。より良いクラブになることを実現するために、就任を決心した。選手、チームスタッフなど、たくさんの方に助けてもらいながら、自分の力を最大限発揮してやっていきたい」と意気込む。

 豊田会長は「小倉監督はグランパスへの愛情がとても深い人。地元のクラブに入って、選手として活躍した。天皇杯優勝で勝つ喜びを経験しているし、けがで試合に出られないつらさも知っている。オランダ留学や他チームも経験して、グランパスをいろんな距離感で見てきた。今後、グランパスのスタイルを新しくつくるためには、年齢や実績よりもクラブへの愛情が強いことが重要。信念を持って着実に一歩ずつチャレンジし続けてほしい」と期待の言葉を語った。

 目指すチームについて小倉監督は「オランダ留学の時、スタイルを持っている国、クラブは強いと感じた。スタイルがあるからこそ、地域のファン、サポーター、スポンサーの方々が力強く応援してくれる。グランパスもそうならなければいけない。発表したからすぐできるものではないし、中長期的な目で見ていかないとスタイルは確立されない。フロント、選手の信頼関係を確固たるものにして、大きな目標に全身全霊で向かっていく。多くの皆さんの信頼を勝ち取り、笑顔と喜びを分かち合いたい」と話した。

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