パロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂区山下町5)で4月20日、「名古屋グランパス」の選手たちが熊本地震の被災地支援のための義援金募金活動を行った。
ヴァンフォーレ甲府戦の試合開始前、田口泰士選手、矢野貴章選手ら7選手とチームスタッフ、久米一正社長がメインゲート前に立ち、来場者に募金を呼び掛けた。選手らの「募金をお願いします」の声にファンらが次々と集まり、募金に応じた。
熊本地震の影響で、16日に福岡市のレベルファイブスタジアムで予定されていた「アビスパ福岡vs名古屋グランパス」戦は中止になった。募金に応じたサポーターは「被災した皆さんが安心して暮らせるよう、九州で再びスポーツを楽しめるようになってほしい」と復興を祈った。
選手らは試合終了後も募金活動を行い、この日集まった義援金は83万7,073円に上った。募金は日本赤十字社愛知支部を通じて、被災地域での災害救助および復興に使われる。
選手会長の西村弘司選手は「本日はたくさんのご協力ありがとうございました。引き続き、ホーム戦での義援金募金活動をしていきます。選手たちもほかに出来る事がないか、これからも考えていくので、皆さんご協力よろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。
募金活動は今後、24日にパロマ瑞穂スタジアム、5月4日・8日に豊田スタジアムで行われる。