東海地区を中心にファストフード店「スガキヤ」を300店舗以上展開するスガキコシステムズ(名古屋市中区大須4)は9月19日、「新ラーメンフォーク開発プロジェクト」をスタートさせると発表した。
「ラーメンフォーク」は、昭和53年に箸を使わずに食べられる「エコ・省エネ」をテーマに開発され、28年間スガキヤの象徴となっているが、現在は箸との併用を余儀なくされているのが実状。同社創業60周年を機に再度、地球に優しい「新型」のラーメンフォークを誕生させたいという思いが高まり、同プロジェクトが立ち上げられたという。
同プロジェクトは、食器メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」(西区)とのコラボレーションによるもので、マサミデザインの高橋正実さんをクリエーティブディレクターに迎え、ユニバーサルデザインの「新ラーメンフォーク」の完成を目指す。
コラボレーション開発に至った理由についてスガキコシステムズ担当者は、「同プロジェクトを仕事として受けるのではなく、同じ名古屋を拠点に活動しているスガキヤの新しい歴史のひとつの事柄に参画したいというノリタケカンパニーリミテド担当者の思いが一番の決め手」と話している。
今後、施策期間を経て、2006年内の完成を目指す。