B1リーグ「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の中東泰斗選手が2月21日、中警察署の一日警察署長に就任。サカエチカの大同特殊鋼Phenixスクエア（名古屋市中区栄3）で行われた愛知県警のサイバー犯罪対策課が主催する防犯イベントに登壇した。

一日警察署長の委嘱状を受け取る中東選手

　中東選手は警察官の制服に身を包み、イベントに登場。林昌彦署長から一日警察署長の委嘱状を手渡された。

　イベントでは、林署長、サイバー犯罪対策課の松本課長が、スマートフォンを使ったサイバー犯罪が増加していることを説明。続いて行われたトークショーでは、中東選手がクイズを通して、クレジット情報を得ようとする偽の販売サイト、偽のメールによるフィッシング詐欺、SNSアカウントの乗っ取りなどのサイバー犯罪の手口を紹介し、観覧者に注意を呼びかけた。

　中東選手は、チームのマスコットのディーディーや中警察署の署員らと共に、コラボクリアファイルなどの啓発品を配布。犯罪のない安全な街づくりを呼びかけた。

　イベント終了後、中東選手は「警察官は小さい頃からなりたいと思っていた職業なので、一日警察署長になれてうれしい。インターネットもすごく普及している時代なので、いろいろな手口で犯罪が行われていると思う。みんなに知ってもらい、犯罪が少しでも減れば」と話した。

　B1リーグについては「残り23試合、負けられない試合ばかり。一試合でも多く勝って、まずはチャンピオンシップに出場することを目標に頑張っていきたい」と意気込みを見せた。