
新栄町の街なかで楽しむマルシェイベント「マチゾラマルシェ」が10月25日、布池駐車場と布池公園(以上、名古屋市東区葵1)で開催される。主催は任意団体「マチゾラシンサカエマチ」。
2024年10月に開催された「マチゾラマルシェ」の様子(提供=マチゾラシンサカエマチ)
マチゾラシンサカエマチは、新栄町エリアのオープンスペースを活用し、同エリアに訪れる人の滞在や回遊、交流が生まれる新たな居場所をつくることを目的に活動。名古屋の総合建設コンサルタント会社「日本工営都市空間」(東区)が研究開発事業の一環として、自社の社用駐車場の活用を始めたことをきっかけに、地域住民や周辺店舗、大学などが加わって発足した。
今回で3回目となる同イベントは、新栄町で暮らす人をターゲットに開催。エリア周辺の飲食店や物販の出店のほか、ステージで音楽演奏も披露する。公共空間である公園を活用した開催は今回が初めて。「生涯学習センターまつり」など、同エリアで開催されるまちづくり団体のイベントと同日に開催することで、地域全体での活性化も図る。
同団体事務局の澤井遼さんと森定麻友さんは「昨年のマチゾラマルシェでは、家族連れの方にも多く参加いただいた。地域住民のほか、たまたま通りかかった人などにも気軽に参加してもらいたい」と呼びかける。
新栄町エリアの特徴について「いろいろな年代や属性の人が行き交う町。オフィスビルや飲食店のほか、若い世代の住民も増えている」と澤井さん。「空地や公園、通りを有効活用することで、誰もが気軽に立ち寄り、交流できる居場所を増やし、街全体の活性化にもつなげていきたい」と話す。
今年8月には、新栄町で働く人をターゲットとした飲食イベント「マチゾラ横丁」を開催。今後もマチゾラマルシェとマチゾラ横丁を主軸に、年4回ペースでのイベント開催を予定している。澤井さんは「新栄町には多様な人が訪れるので、いろいろなことができる可能性を秘めている。今後は他団体などとも連携し、活用場所を広げていく取り組みに挑戦していきたい」と話す。
開催時間は11時~16時。雨天中止。