東海の若手作家、苔や貝殻などを使った小さな世界のボックスアート

作品展の様子。写真は「box art」作品。

作品展の様子。写真は「box art」作品。

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 栄のギャラリー「ハートフィールドギャラリー」(名古屋市中区栄5、TEL 052-251-5007)で、東海地方を活動拠点にする若手作家トザキケイコさんの作品展「box art + drawing exhibition『消えかかりそうなもののすべてに祝福を』」が開催されている。

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 約10坪のギャラリーには、苔や、海・山で拾ってきた貝殻や木の実など「成長もすれば枯れもする、そういった生きている素材を使った」作品22点が展示されている。トザキさんの個展は、大学4年生の時に開催した写真作品中心の作品展以来だという。

 同展の作品で大半を占める「box art」作品は、木材と石膏で作られたボックスに、素材がレイアウトされ小さな世界が作り上げられている。ボックスはすき間が設けられているものもあり、「すき間からのぞき込むことで、小さな世界に自身がぐいっと近づいたり、小さな世界を目の前にして自身が大きくなった感じがする」(トザキさん)という。そのほか、木に彫刻を施した作品や絵画作品も。作品には今まで書きためていた言葉をタイトルに使用したという。作品は販売も行っており、「box art」作品=13,000円~、絵画=60,000円など。

「仕事で忙しくしているときは、自分が自然界から外れている気持ちになるが、自然のものに触れ、生きていてほっとする気持ち、居心地の良さや、自然界のながれを感じてほしい」と話す。

 営業時間は12時~18時。月曜定休。同27日まで。

ハートフィールドギャラリー

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